どうしようもない・・・●●●

阪神、守乱でパ～！鳥谷と新井で３失策

サンケイスポーツ 8月19日(金)7時53分配信
　（セ・リーグ、阪神４－５広島、１３回戦、広島８勝５敗、１８日、京セラＤ大阪）阪神は広島に３連敗を喫し、借金２。４位に転落した。１点リードの七回には鳥谷敬内野手（３０）の失策で逆転を許すなど、今季ワーストタイの３失策。攻守に精彩を欠いての同一カード３連敗で逆転Ｖの夢も遠のいてくる。

　ロード中の憩いの場になるはずだったホームで、よもやの大失態を演じた猛虎が怒声を浴びた。今季ワーストタイの３失策で３連敗…。黒星に直結した守乱に、真弓監督は苦言を呈した。

　「お互いに、ちょっと走者を避けて投げるとかね。そういうのはチームプレーだから、しっかりしていかないと」

　厳しい表情で振り返ったのは、１点を勝ち越した直後の八回一死二塁だ。嶋が放ったほぼ正面への遊ゴロで、二走・赤松がスタート。打球を処理した鳥谷は、迷わず三塁に送球するも、赤松の右肩に当たって軌道が変わった。ベースカバーに入った新井のグラブの横をすり抜けてファウルゾーンを転々とする間に、同点に追いつかれた。さらにその直後、一死二塁で小林宏が、石原に前進守備の右中間を破られる勝ち越し打を浴びてジ・エンド。手中にしかけた白星を、ミスミス逃してしまった。

　鳥谷は「自分が殺せると思っていて、それで点が入っているので自分のミスです。（走者に当たらないように）右側に投げたけど、走者が送球の方に動くのは普通。きょうは自分のミスで負けた」と敗戦の責任を背負い込んで猛省した。

　だが、手痛いミスはそれだけではなかった。三回に先発・蕭が栗原に浴びた逆転２ランは、木村のゴロをはじいた新井のプレーが起点。点にはつながらずも、主砲は五回にも送球ミスでピンチを招いた。先制打を帳消しにしてしまう２失策に「自分のミス。しっかりやらないといけない」と唇をかんだ。

　「終わったことは返ってこないので、またあした勝てるようにがんばっていきたい」

　選手会長は、自らにいい聞かせるように気を引き締め直した。１９日からの横浜戦（横浜）でもスキを見せれば、最下位に沈む相手に足元を救われかねない。