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盆休み?
2011年08月14日 08:43
メッセ5失点…虎将、敬遠指示せず逆転負け
サンケイスポーツ8月14日(日)7時51分配信
メッセ5失点…虎将、敬遠指示せず逆転負け
(セ・リーグ、ヤクルト8-2阪神、10回戦、阪神7勝3敗、13日、神宮)勝負が裏目…。阪神は首位ヤクルトに2-8の大敗。燕キラーの先発ランディ・メッセンジャー投手(30)が二回二死二塁で、8番・相川に同点打を許すと、リズムを狂わせ、一挙に5失点。ベンチが敬遠の安全策をとらなかったことが裏目に出て、ヤクルト戦の連勝は4で止まり、再び勝率5割に逆戻りだ。
カモ相手にまさかの轟沈だ。メッセンジャーが今季最短の1回2/37安打5失点でKO。30歳の誕生日を自ら祝うことはできず、3敗目という苦い思い出が色濃く残った。
「最初はよかったけど、終わりがよくなかった。あそこまでボールが高いとやられてしまう」
登板前の今シーズンの対戦成績は3戦3勝。好調ゆえの“落とし穴”が破綻のきっかけとなった。1点リードの二回二死二塁だ。打席に相川を迎え、ネクストバッターズサークルには投手・由規。バッテリー、ベンチは歩かせることなく、勝負を選択した。しかし、投じた2球目。真ん中高めに浮いた直球を完ぺきにとらえられ、同点適時二塁打を浴びた。
まだイニングが浅い段階。ここまで8勝を重ねる助っ投がマウンドにいる状況から、バッテリー任せになったのか…。ただ、その“信頼”に少なからず、首脳陣も油断があったはずだ。真弓監督は相川の場面を「(打たれても)しかし、同点やから」と、その後を重要視したが、結果的にこの1点で決壊した。
直後の由規に意表をつかれる三塁へのセーフティーバントを決められると、不調の青木に四球を与えて満塁とし、平常心を失った右腕の歯止めはきかない。田中に中前への2点適時打を食らった。極めつけは一、二塁で川端の一塁へのゴロはベースカバーが遅れ、内野安打に…。畠山のダメ押しタイムリーを誘発して、降板を告げられた。
助っ人右腕は「ベースカバーは反応が悪くて。スタートが遅かった」と唇をかんだ。久保投手コーチも「打たれるのはしかたないけど、一塁へのカバーや本塁のカバーとか、できることができていない。あれがきょうのポイント」と反省を促した。
「1週間あるからしっかり準備をしたい」
安定感抜群の男が思わぬ大炎上を招いた、ほんの小さな“隙”-。ベンチワークも含め、今一度、手綱を締めて勝利をつかみにいくしかない。
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