先ず一勝

阪神、Ｇキラー・能見で３連戦初戦制す！勝率５割復帰

サンケイスポーツ8月2日(火)21時9分配信
阪神、Ｇキラー・能見で３連戦初戦制す！勝率５割復帰
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阪神先発の能見＝東京ドーム（写真：サンケイスポーツ）
　（セ・リーグ、巨人１－２阪神、１３回戦、阪神８勝５敗、２日、東京ドーム）阪神は“巨人キラー”の能見が７回無失点で５勝目。２番手の小林宏は高橋由に一発を浴びたが２－１で逃げ切り、勝率を５割に戻した。

　この一戦にかける意気込みがあふれた。能見が粘りの投球でスコアボードに「０」を並べた。

　「やることをやって、チームが勝てるように頑張るだけ。それ以上は何もないですよ」

　最近３試合は白星がなく、ここまで４勝７敗と黒星が先行。開幕投手を任された左腕には納得できるはずがなかった。今季はあまり見せなかった横手投げも一回から披露。上位打線に内角をどんどん攻めた。

　三回までは二塁を踏ませない投球。中盤のピンチも落ち着いて切り抜けた。四回は一死一、三塁でフィールズを３球三振。二死満塁となってから寺内を三ゴロと寄せつけなかった。

　五回は投手のゴンザレスと坂本の連打で無死一、二塁となったが、大村の犠打失敗の後、長野は決め球のフォークで三ゴロ併殺打。集中力は途切れなかった。

　巨人戦は６月２５日（甲子園）に６回３失点で敗れたが、それまで球団タイ記録の８連勝をマーク。東京ドームでは５月３日に今季初完投勝利を飾るなど、２００９年から３連勝中だ。

　夏場に入って走り込みの量を増やした。球宴期間中も毎日ダッシュを繰り返し、後半戦に備えた。「妥協せず、しっかり追い込むというか。年齢（３２歳）もあるし、守りに入りたくない。年間通して投げることが大事だから」。備えあれば憂いなし。心身ともに充実した左腕が、長期ロードの初戦で進化を発揮した。