１１ポイントの差

ギャラップ、４７カ国で世論調査　(http://bit.ly/glls2p)
電力供給の８割を原発に依存する「原発超大国」のフランス。
福島第１原発の事故を受け、賛成が６６％から５８％に低下しました。
原発への支持率が最も高かったのは中国の７０％。
韓国が６４％、ナイジェリア６３％、ブルガリアとチェコが各６１％でこれに続く。
米国は支持が４７％、ロシアは５２％と、賛否が拮抗している。

原発反対はオーストリアの９０％を筆頭に、８９％のギリシャ、８０％のグルジアなど。
何かと話題の豊富なイタリア首相ですが、下半身は同じでも日本の首相より遥かに上半身はマシな様です。
そのイタリアは７５％が反対で、原発計画の無期限凍結を決めた。(http://bit.ly/gzlL6H)
ドイツでは反原発を掲げる「緑の党」が支持を伸ばし、７３％が反対。


日本では事故前に６２％だった原発支持が、３９％にまで急低下したと伝えている。
この調査は、ギャラップなどが福島事故後４７カ国で調査実施したものです。
１９日の朝日新聞の数字では、「原発に賛成が５０％」と書きました。
朝日との１１ポイントの差は、広告を出して貰っており、金で数字がどうにでもなると言う事です。
海外の世論調査と、これほどの違いがあるのです。

昔の気概はどこに行ってしまったのだろうと、今の新聞を見て考える。
ヨーロッパの先進国と日本の一番の差、それはマスコミだと前に書きました。
そしてもう一つ、国では無くそれを見る読む我々の成熟度の違いです。

元GE技術者・福島原発設計者の菊池洋一さん　(http://iwakamiyasumi.com/archives/8821)


環境省、再生可能エネルギーの利用可能性について　(http://bit.ly/i1j9uF)
東北地方では、火力や原子力などによる現行の発電量を上回る潜在力があると発表
風力発電は、陸上と洋上設置を合わせ全国で１９億キロワットの発電が可能。
うち東北地方は３億キロワットで、東北電力の供給力を大きく上回る。
地熱発電は全国１４００万キロワットのうち、東北が３５０万キロワットと原発３基分。
さて、経産省は強大ですが、ひ弱な環境省との争いは如何に？


東電の総供給能力は7800万kWあると17日に書きました。　（http://bit.ly/hljP89)
原発用の悪名高き無駄な揚水発電の1050万kWを入れておらず、まだ隠し電力がありそう。


「電気買い取り制度」(http://bit.ly/g3nYzc)と「ネット規制法案」、この二つが震災の日の直前に閣議決定したのは因縁。
歴史とはそう言うものなのでしょう。

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