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非情で残酷

2011年04月01日 00:50

非情で残酷

「ここより下に家を建てるな」
そう書かれた石碑が岩手県宮古市にあるそうです。
1933年の昭和三陸大津波の後、住民たちによって建てられました。
津波漁船もろとも押し寄せて来たが、石碑の50メートル手前で止まった。
この石碑の言を守り、今回の津波では全ての家屋が被害を免れたそうです。
明治と昭和の大津波の教訓が、今回は生かされました。

先人たちのこの経験から学ぶ姿勢こそが大事で、温故知新の諺どおり歴史はいい教科書
今回の地震でこれが他でも生かされたのだろうか。
阪神大震災の後で言われた「初動のミス・遅さ」
今回はその時以上に、遅さも間違いもあったのではないか。


この日本と言う国の官僚たちは、昔から自国民愚民、愚かな連中と決めつけている様です。
確かにそう思われても仕方がない。

原子力損害賠償法で逃げようとする東電に、アメリカから株主代表訴訟が起きそうです。
「再臨界の可能性があるとの見方が出ており、そうなれば放射線漏れが拡大する恐れがある」
サンケイ3/30http://bit.ly/e9GBy6)
25日の官房長官「安易な免責はあり得ない」の発言に対して、30日の勝俣東電会長の「損害賠償法の範囲内で・・・」
電気事業連合会に、政府すら逆らえないと書いたいい証拠です。
これだけの事態を引き起こしても、なおこう言ってのける図太さには敬意すら払います。


24日に書いた「オール電化」の販売を東電は止めたそうです。(東京新聞3/31 http://bit.ly/fqVYvW)
時代に逆らい、電気をより使わせようとして来た電力会社。
私は原発の視点ではなく、ライフラインを一つに特化するのが怖くてやりませんでした。
ガスは大量のCO2を出しますが、事故があっても放射線は出しません。
しかし、これも愚民と言われても仕方がない理由の一つ。


IAEAフローリー事務次長は、「福島県飯舘村でIAEAの避難基準を超えたことを示している」と語った。
ロイター3/30 http://bit.ly/i03xgp
一週間以上も前から日本の学者の人達が指摘していましたが、政府は無視している。
原発から40km離れており、危険が分かっていても政府は避難させない。
補償範囲を広げたくない、支払うお金と手間を少しでも安く抑えたい。
「ただちに健康に影響はない」と考えているからこそ、こんなことが出来る。

IAEAからの指摘で検討・分析しており「長期的な影響があるかどうか分からず、ただちに避難勧告はしない」そうです。
この政府は、飯舘村や浪江町の人達がどうなってもいいのです。
ここまで来ると、非情残酷な政府としか言えません。


https://www.youtube.com/watch?v=Kem2-OmctMQ&

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