史上最大・最悪の人災

義捐金が１０００億円を超えました。
これほどまでに日本という国は助け合い、優しくそして素晴らしい国なのです。

私は原発には反対でしたが、もう暫くは仕方がないと考えていました。
大地震や大津波の多い日本での原発は、危険すぎるのが遅ればせながらやっと分かりました。
直ぐに止めなければ核弾頭ではなく、原発で世界が終わってしまう。

放射性汚染水を海に捨てるのを決めました。(http://bit.ly/hafRAJ)
読売は「低レベル」、朝日は「低濃度」と低を強張している。
濃度基準の１００～５００倍で低レベル？低濃度？ほー、素晴らしい。
１万トンもの量なら薄くはなりますが、酷い話になって来た。
放水での冷却しかなく、これから何ヶ月、何トンの汚染された水が海に捨てられるのか。
これで米や野菜に続き、海産物も駄目になりました。


私はこれまで、一つの民間企業がこれ程の事件を起こしたのを知りません。
メキシコ湾で昨年４月に起こったBPによる原油流出事故。
これ以上の史上最大・最悪の事故は、もう起こらないと考えていました。
しかし、それを遥かに凌駕する今回の福島原発事故。
これは元来防げた事故、国と学者と東京電力による怠慢と金儲け主義による人災。

それにも拘らず、事故後今まで何度となく行われた情報を遅らせ捏造し続ける行為。
今日まで東電の会見を見聞きして、これはどうして良いか全く分からない、打開策が分からないのだと考え出しました。
今回は隠してはいても、捏造ではなく先が全く分からない。
だからアメリカとフランスに頼んだ様に感じる。
そして遂にロシアにまで。


しかしこの様な体質の企業は、存続する価値は一つも無い。
一日も早く経営陣を解雇し、生存している過去の役員全員を含め、裁判に掛け収監すべきです。
株主は何をしているのか。
早く行動に移さないと、株価が１００円を切ってしまう。
そうしないと使われる税金が日一日と増えて行く。

省庁の官僚や政府、政治家の責任はどうでもいい。
所詮、昔からそれらには全く期待すらしたことが無い。
過去の役員全員の個人資産没収は当然で、アメリカでは当たり前のこと。
しかし、日本にはまだ関西電力も電事連も日本原子力産業協会(http://www.jaif.or.jp/)も健在。
今まで通り会長・社長・武藤副社長が辞め、皷さん辺りが社長になってお終い。
組織や形は変わっても、東電は民間企業で生き残る。

世界も日本の企業も、間抜けな事をしやがって、そうとしか東電を見ていない。
懲りない面々、原産協には力があり、世界に核兵器がある限り、原発は一旦止まっても結局は続いて行く。

ポンプ車の映像
http://www.ustream.tv/recorded/13684184