たったひとつのお願い

戦後６５年が経ち、殆どの日本国民が忘れ去っている。
私はまだ生まれてはいませんでした。
しかし、父や母から戦争のことは聞かされ、教えられました。
「戦争でしか解決できない国は野蛮なんだ」
「戦争をしない国、それが進んだ国なの」
その為に何をすればいいかもよく聞かされた。

小学生の時も中学生の時も解らなかった。
私が初めて政治や国際問題に関心を持ったのは高校の時です。
ベトナム戦争が丁度真っ盛りでした。
学園祭の仮装行列で、グェン・バンチュウ役になった。
その頃から、読む本がガラリと変わったことは以前に書きました。

大学紛争の後の世代で、今の菅政権の左翼的な考えは持ち合わせません。
どちらかと言えばその反対ですが、俗に言う右翼的な考えでもありません。
私はこの日本の人たちと国が好きなだけです。


「堪ヘ難キヲ堪ヘ、忍ヒ難キヲ忍ヒ」と言われたのを忘れたか。
道を誤って世界の信用を失うことは、最も戒めること。
道義を篤くし志を堅くし、世界の進歩に遅れないようにしろ。
そう言って頂いたのを忘れたか、それを右翼の方達に言いたい。

核装備を考えるのはいい。
プルトニウムが欲しいのならプルサーマル一つだけでよく、５４基もの原発は要らない。
この日本では原子力発電は向かない。
その理由はもう何度も書いた。
日本には強い風と水と地熱、そして原子力ではなくても、この分野なら世界一の技術がある。


今現在進行している汚染物質の海洋投棄を初め、東京電力の行為は世界の信用を失うもの。
然もこれは、世界に対してのテロ行為と言われ道を誤っている。
ロシア外務省からは「汚染水の海中放出を避ける措置を取れ」と言われた。
中国外務省は「日本の隣人として、われわれは当然ながら懸念を表明する。日本が国際法を順守し、海洋環境を守るため有効な措置を講じることを期待する」(http://on.wsj.com/fFKq1t)
今までずっとこの二カ国に言って来たことを、今我々が言われている。

「国民が信用していない首相とどうして一緒にやろうと言うのか」
そう自民党の石原幹事長に言われる。(http://bit.ly/f2Al5r)
原発を推し進めるリーダーである父親の石原さんを落選させ、菅政権を一日も早く辞めさせないと世界の信用は取り返せない。
また６５年が掛かってしまう。

東京電力のしていることは一つとして正しい行いはなく、鬼畜と言われる行為で道義の片鱗すらない。
自然エネルギーに特化しないと、世界の進歩にも遅れてしまう。
農海産物・食品だけではない。
車も家電・精密機器も部品も、全ての品目を放射線の為に相手国が入れてくれず、輸出が止まってしまう。
これがどういう事か分かっているのか。

海外のメディア(http://bbc.in/gkiDg8)が、どう表現しているかを分かっているのか。(http://bit.ly/erNKxF)
保安院の西山審議官が否定し(http://bit.ly/f3HJNF)、高橋外務副大臣が「海外メディアの中には行きすぎた報道や過剰な報道もあり、在外公館を通じて訂正も含め、客観的で冷静な報道をするように申し入れている」(http://bit.ly/g9olIj )
こんなコメントを出すはめになった事こそが問題。
たった一つの民間企業である東京電力によって、この日本が潰されてしまう。

原子力産業協会の今井敬会長と中曽根元総理にお願いしたい。
猿芝居もどきの東電と保安院と官房長官の会見を止めさせて下さい。
どうかお願いです。
これ以上の東電の愚行を止めさせて下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=vIGTNN51bTA&feature=player_embedded