社団法人 日本原子力産業協会

「独立性・客観性の高いやり方で検証する必要がある」
政府から独立した第三者機関を設置して、今回の原発事故を調査すると枝野さん。(http://bit.ly/eEmFly)

メンバーは見なくても解る。
こういう時にこそ、原子力産業協会の力の見せ所。
原産協の企業から、多額の寄付を受けている東大の先生方が中心。
勿論、馬鹿ではないので、東電や電事連から貰ってない先生を選ぶ。
でも、そんな連中は居るのか。
今回はかなり下っ端の先生たちになるのか。


原子力発電の現状は日本で５４基が稼動しており、あと１７基が計画されている。
世界で見るとアメリカ１０２基、フランス５８基に次ぎ３番目の原発大国。
他にはロシア３２基、韓国２１基の順。

建設中の原発は中国が２７基、ロシア１１基、インドと韓国が５基で日本は２基。
日本での電力全体に占める原発の発電量は、液化天然ガスとほぼ同じで約３割。
石炭２５%、石油９%で、他は水力・地熱・風力など。
原発の割合の多い国は、リトアニアとフランスが７５%、スロバキアとウクライナ・ベルギーが約半分です。


「社団法人日本原子力産業協会」(http://www.jaif.or.jp/)
会長は２００６年から今井敬、元新日鉄会長で第９代経団連会長、そして日テレ取締役でもある昭和生まれの財界のボス。
何故かこの手の方達、読売新聞か日テレの顧問や取締役に当然の様に就いている。
原産協の究極の目的「核配備」を考えれば、その旗振り役を６０年も続けている読売なので至極当然。

副会長は東芝会長の西田厚聡、理事には原発関係や電事連の大企業の役員がズラリと並ぶ。(http://bit.ly/fx2THu)
何と、日経の役員が理事に入っているとは知りませんでした。
原発を全面的に擁護する記事が溢れる筈です。
経団連の裏稼業を担う、超タカ派のとてつもなく凄いメンバーの組織です。(http://bit.ly/62T9Nh)
そして、その中心が電力１０社の電気事業連合会。

この組織に逆らっては企業の存続は有り得ない。
ソフトバンクの孫さんが地雷を踏んだのでどうなるか興味津々ですが、もう新聞やテレビには出られないでしょう。
痴漢にされたり、病気や事故に遭わなければいいのですが・・・。
メンバーの企業がソフトバンクと契約していれば、他のキャリアに代わる。
契約数を連続で一番増やしていたソフトバンク、来月からの契約数の増減を見てみたい。


今回の福島原発の大人災で、世界中の原発計画が止まる。
そして一斉に自然エネルギーにシフトし、ますます風力・太陽光のコストが安くなって行く。
この世界的なシフトに乗り遅れるかどうかは政府や政治家ではなく、省庁の官僚を動かす原産協次第。
おそらく原発に固執し取り残される前に日本もシフトする。
そして東芝が先日した様に、世界中の自然エネルギー関係の企業を買収して行く。
ただ原発を３分の１に減らしても、必ず何基かのプルサーマルを残します。

原発に頼っている自治体があるのは事実です。
空母艦隊と核装備をしろというのが私の考えなので、矛盾しているのは分かっています。
しかし、原発には反対です。
直ぐに原発を無くすのは現実的ではないので、危険な所から減らして行くのがいいとしか言えません。


NHKドキュメント／エネルギーシフト
http://bit.ly/gYquOy