穴馬馬券を的中させた、女の穴を独り占めにしてしまい…【PART２】（その１）

…5月のとある日曜日のことである。

僕は、ある駅の近くのコミュニティ施設の前で、彼女の到着を待っていた。

その駅は、某競馬場と改札口が直結しており、その彼女（仮名：彩花）とあるビッグレースを観戦しようと約束していた。

彩花とは、あるコミュニティサイトで知り合い、競馬を趣味とする女であった。

初めのうちは、お互いにレースの予想を出しあうなどしていたがそれを続けているうちに、少しずつ関係を深めていった。

昨年、彩花が予想するレースは、その大半を的中させてくれて、時には、僕に穴馬馬券をもたらしてくれることもあった。

その様な彩花とは、昨年、彩花のホームグラウンドで、初めてお目にかかることができた。

その時は偶々、彩花の予想が外れてしまい、むしゃくしゃして、オナニーで刺激を求めた彩花と、とうとう肉体関係を結んでしまったのであった。

その後、年が明けたら、今度は彩花が、僕のホームグラウンドへ出向き、こちらの競馬のメインレースの観戦を約束した。

…そして、彩花との再会を待ち焦がれていたその日が漸く訪れたのであった…

その日は、朝から上空には少し雲がかかっていたものの、概ね晴れであった。

僕は、彩花の到着を待ちながらも、頭の中では、そのメインレースにおける、各馬の鬩ぎ合いを想像していた…（その２へ続く）