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2011年07月28日 14:30

昨夜の夢と違って、ショーツすら身体に纏っていなかった。
今日は無抵抗に股間露出してしまっている。
優佳は枕に押し付けられた顔を少しだけずらし自分の背後に目をやった。
男の胸から上は見えなかったが、大きくそそり立つ男性自身は視界にとらえていた。


(無理、あんなの無理よ・・・)


恐ろしく巨大なものだった。
それが、開かれた両脚の間に迫ってくる。


「いや、無理よ、そんなの入るわけないわ!」


優佳は叫んでいた。


ミリ・・・ミリミリ・・・


嫌な音が聞こえてくる。
強烈な圧迫感が襲ってくる。


(うそ・・・入っちゃうの?あんなのが入っちゃうの?)


不思議に痛みは感じなかった。


クチュ・・・
(えっ・・・わたし濡れてる?)


信じることができなかった。


「う、うあああ」


中ほどまで挿入されたとき、優佳が大きな叫び声をあげた。


・・・


(夢・・・?)
ベッドの上で目を覚ました優佳は枕元のスタンドのスイッチをつけた。
携帯電話で時間を確認すると液晶画面には午前2時と表示されている。
部屋の様子を伺うと特に変わった様子はない。
ただ、グッショリかいた汗がパジャマを湿らせている。


「ふう~」


優佳は大きく溜めた息を吐き出していた。


(また、夢を見たのね・・・でもどこからが夢なのかしら?)


優佳は職場からの帰り道を思い出そうとする。
公園の大きな木
近づいてはダメという忠告
ソファーの上のスーツ
鮮明に覚えている。
しかし、どこからが夢なのかわからなかった。
現実としか思えなかった。
右手をショーツの中へ差し入れてみた。


濡れてる・・・)


温かな液体がそこにあった。
そっと手を引き抜き目の前に運んでみると優佳の指は白い液体を掬いとっていた。

優佳が慌ててベッドから跳ね起きる。
そしてバスルームへと走った。


(やだ・・・中で出されてる)


とにかく今は洗い流してしまわないといけない。
効果があるのかはわからないが、このままにしておくことはできなかった。
バスルームの中でパジャマショーツを投げ捨てるように脱ぐと伝わり落ちる液体を内ももに感じた。


(やだ、やだよ・・・、でもどうして?)


シャワーの蛇口を思い切り開き、強い水流をそこに当てた。


「いや、いやよ・・・そんなの嫌!」


誰にともなく呟く優佳の瞳には涙が溢れていた。


・・・


(夢?)


優佳はベッドの上に跳ね起きた。
あわてて股間に手を伸ばしてみる。


(よかった・・・夢だったのね)


ホッとひと息ついた優佳が枕元のスタンドを点灯させ、時間を確認しようと携帯を開いて見た。


(5時か・・・中途半端な時間だわ)


昨日と同じ時間に目が覚めてしまっていた。


(?)


ベッドから出ようと床に目を落としたとき、優佳は気づいてしまう。


(あれ?私ショーツはいてない・・・)


ソファーのすぐ近くに見慣れたショーツが捨てられていた。
そっとソファーに目を向けるとパンツスーツがかけられている。


(まさか・・・)


まさか夢の中のように革ベルトごと強引に引き裂かれていないか不安になる。


(もしそうなら、あれは現実?)


革ベルトごと引き裂くような力は自分にはない。
いくら夢遊病でも、物理的に不可能なことが起こるはずはないのだ。
思考が混乱しているとは言え、その程度の判断はまだできる。
優佳は恐る恐るソファーに近づいていった。
そして自分のスーツを取り上げてみる。


「ふう~」


引き裂かれてはいなかった。
ただ乱暴に脱ぎ捨ててあっただけのようだ。


(やっぱり夢遊病かしら?)


優佳はソファーに腰をおろし、床に落ちたショーツを持ち上げていた。

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