- 名前
- taichi
- 性別
- ♂
- 年齢
- 54歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 正直若いころに比べて女性にに対してもSEX対しても臆病になっているところがあります。...
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しせん
2011年07月12日 17:59
(・・・夢?)
真理は自分の叫び声で目を覚ました。
バスタブの中の湯は随分冷めてしまっていたようだ。
(あ~いけない。寝てしまったんだ・・・)
真理はバスタブから出て熱めのシャワーを頭からかぶった。
少し身体を温めないと風邪を引いてしまう。
(でも、どうして・・・)
どうして眼球など夢に見たのだろうか・・・
帰宅途中から気になっていた視線のせいだろうな。
真理はすぐに心を整理した。
本当に眼球だけが宙に浮いているなどあろうはずがない。
ましてや公園の水銀灯の下に転がっているはずはない。
(疲れているんだわ・・・)
真理は早く寝ることにした。
・・・
寝室に戻り時計を見ると11時を指していた。
簡単に髪を乾かし、化粧水を肌に馴染ませる。
そしてベッドにもぐりこんで瞼を閉じた。
「おやすみ」
自分自身に言うのが癖になっている。
・・・
眠れなかった。
妙に身体が火照っていた。
(なんだろう・・・)
地下鉄車両からずっと誰かに見られていた。
疲れたサラリーマン
不・倫帰りの熟女
恋をしているOL
スーパーで買い物をしていた主婦
ずっと自分を見ている人がいた。
その目は真理の服を通し、肌を通し、筋肉と贅肉を通し、そして心を・・・
ベッドに入って眠りにつこうとしたとき、それがわかった。
(みんな、どんなふうに私を見ていたのだろう・・・)
真理はパジャマ代わりのTシャツの裾から手を入れた。
その手はゆっくりと上昇し胸の膨らみへと到達した。
(見てる・・・)
真理の右手を呑み込んだTシャツがゆっくりと上下に動いていた。
あまった左手も緩やかにホットパンツの中へ侵入していった。
遠慮がちにショーツの上から敏感な突起にふれてみる。
(固くなってる・・・)
ポツンと盛り上がった突起を中指で押しつぶすようにした。
「あん」
我慢しようと思えばできる声を、故意にあげた。
(見られてる・・・どこ?どこで見てるの?)
考えてみたが、さすがに恐くて目を開くことはできなかった。
だが確実に見られていることは理解できた。
満員の車両で
地下鉄のホームで
スーパーで
いくつもの視線が真理に向けられていた。
そして今もまた巨大な眼球が宙に浮いて・・・
(見て・・・もっと見て!)
真理は着ているTシャツをめくりあげた。
Tシャツの下には何もつけていない。
重力に負けない弾力を持ったふたつの乳房が天井を向いていた。
続けてタオル地でできた薄いピンク色のホットパンツを太腿へ滑らせる。
モノトーンのチェック柄ショーツが現れた。
膝で止まったホットパンツをさらに引き下ろしていく。
両足が抜けたとき、真理はM字型に脚を開いてみせた。
今度は左手で乳・房をつぶし、右手をショーツの中へと忍ばせる。
(ああ~濡れてる・・・)
そんなことは触れる前からわかっていたことだが、あえて考えてみる。
それは自分の意思で濡れたのではないのだと、自分を納得させる行為だった。
見ている皆がいけないの・・・
私はそんなじゃないの・・・
そう思いこみたかったのだ。
(こんなに濡れてたら・・・)
真理は2本の指で突起を転がしていた。
(止められるわけないでしょ・・・)
これもまた自分を納得させるために考えたことだった。
(見ているんでしょ?どこにいるの?もしかして・・・)
M字型に開いた脚をさらに大きく開けた。
(これなら見える?どう?わたし濡れてる?)
クチュクチュという音が耳に届いた。
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