- 名前
- 京介
- 性別
- ♂
- 年齢
- 71歳
- 住所
- 神奈川
- 自己紹介
- 30歳未満、未婚、ログ更新の無い方のメールお断ります。 犬猫が大好きで、勿論女性はそ...
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夢を抱いて-69/縁
2010年04月22日 11:30
有り難い事に、その犬のおしっこの躾はもう教えられていた
家中にマーキングをされなくて済む
ひなた以上に翔太が動く生きたオモチャを気に入った
既にもう10キロあり、自分の身体と同じ位の犬なのに、全く怖くないらしい
こいつは脚が太い
恐らく35キロにはなる
名前も私の意見は却下され「ファルコン」に決まっていた
二人で見たあの映画「ネバーエンディングストーリー」
誕生日を聞いた時には、驚きより縁を感じた
何と私と同じなのだ・・・10月11日、体育の日の次の日
ひなたはその誕生日を客から聞いた瞬間に決めた
こんな事ってある?
絶対に何か有る・・・縁が有る
その事は引取りに行くまで佐藤は知らなかった
「産まれたのはいつですか?」
「10月11日です」
ひなたはこの時をずっと楽しみにして待っていた
じっと佐藤の顔を見詰めたが、なーんにも変化なし
「この人、自分の誕生日を忘れた?」
62にもなるとどうでもいいものね、とそう思っていた
犬を一番後ろに乗せ、その前に翔太とひなたが座る
何時も助手席は佐藤のバックだけ
車が走り出すと直ぐに佐藤が話し始めた
「何故言わなかったかが分かるよ。私がどう反応するか、楽しもうと思ったな?」
「ご免なさい」
「いや、怒ってはいないよ。こんな縁は一生に何度も無い」
「この子は前世から私の許に来る事が決まっていたんだ・・・私にとってはひなたと一緒さ」
「一期一会と言うよね。たった一度電車で席が隣になっただけでも、それは縁が有ったからなんだ。
その隣り合った人と一言話すかどうか。
話した事で、一生の連れ添いになるかも知れない。
何も話さず別れてもう二度と会う事が無いかも知れない。
みんな縁なんだ」
「誕生日を聞いて、私も同じ事を思ったの・・・・・縁って」
「私の三男坊が次女より早く出来た」
「4日に区役所に行って籍に入って貰う・・・いいね」
「はい!!!」と言う顔は泪だった
家に着くと三人と一匹で早速散歩に出掛けた
帰る途中のペットショップで、首輪やリードなど一切を買い揃えたのを早速着けてやる
あちこちにマーキングをしながら、引っ張る力が既に強い
「これは、引かない様にするのに時間が掛かるぞ」
「大型犬は飼ったことあるの?」
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