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夢を抱いて-57/我慢して

2010年04月10日 10:23

夢を抱いて-57/我慢して

どれ位経ったのか、はっとして早苗が気が付くと、男はタバコを吸いながら缶ビールを飲んでいた
「気が付いた?」
「はい、すみません」
「いいよ、そんな事は」
「まだ、なのでしょう?」
「ああ」

早苗が横に居る男の股間に手を持って行くと、ペニスは少し柔らかくなっていた
身体を起こすと咥えに行く
口で吸っていると直ぐに硬さを増した
「良くなって下さい」
「上から入れてくれるかな?」
頷くと男に跨り入れて行く
田中先生を下から見る眺めは最高だね」
「気に入って貰えました?」
「ああ、気に入った・・・たまに会ってくれるかな?」
「はい、喜んで・・・・・そんなにしたら、また」

それから何回往かされたのかも分からない
寝てしまう間際にお腹に出してくれた


この教諭とは男が副校長になり職場が変わっても、結婚後も子供が生まれた後も長く続いた
それ程までに良過ぎた
その男以外にも、泊り掛けの研修旅行で気に入った教諭と一緒になれば早苗の方から誘った
何もあからさまに言う必要は無い
ちょっとした目線と仕草で、相手は何時もサインを読み取ってくれた
それ程この職場は、不倫が何処でも行き渡っていた



そんな早苗でも、佐藤との結婚後は職場に復帰しても男はなるべく遠ざけた
長男に続き3年後には長女が産まれ、上の子が中学に入ると主人とのセックスが減って行く
それまでは週に1回だったのが月に2回になり、下の子が高校受験の頃には1回あるかどうかに減ってしまった
ちょうど佐藤がひなたと出来てしまった時期とぴったり一致する

早苗は若い頃以上にセックスが好きで堪らなくなっていたが、何とか自慰で紛らわせてはいた
幾らセックスが好きでも、同僚がしているのが分かってはいても、この年で不倫はしたくなかった
それにもう40代後半になっており、女としての自信も無くしていた
ペニスが大きくセックスも強くて上手かったのと、優しい佐藤をやはり愛していた


そんな時に佐藤の不倫を知った早苗はショックを受けた
「・・・・・私は我慢していたのに」


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