シェア-41／嫉妬する？

ブロックなんて必要無い
確かに害の有るサイトは多い
咲希と大翔の様に、ポルノのサイトの事まで話せる親子は滅多に居ない
年毎に善悪は分かって行く


「さあ、お風呂に入りましょう」
大翔が咲希を後ろ向けに抱く格好で浸かっている
何か大貴に抱かれているみたい
そう咲希は感じた
「ネットのことだけど・・・」
「何が言いたいか分かる」
「もう高校になったんだ。いい悪いは分かる」
「そう、安心した」


脚を拭いてあげ様と屈むと、まだ起立したまま
「まだしたいの？」
「ううん、もう大丈夫」
「だって、これ」
そう尋ねて握る咲希
幾分硬さは落ちている
「お母さんが疲れているから」
「優しいのね」
「だって、もうして貰えなくなったら嫌だもん」
「そうか」

「お母さんと一緒に寝てはダメ？」
「それは絶対に出来ない」
「お母さんは誰の奥さん？」
「分かった」


どう思っているのだろう？
自分の実の父親からお母さんを奪いたい？
血が繫がってないから？
咲希には分からない

「お父さんに嫉妬する？」
「しない事にする」
「有り難う」
「お母さんはお父さんのモノ・・・分かる？」
「あぁ」
「これだけははっきりと言って置く」
「大翔の事は大好き。これからもずっと」
「でも恋愛感情ではないの」
「大翔もお母さんの事が大好きなのは分かる」
「でも、それも恋愛感情ではない」
「そんなこと・・・」
「いいえ、言わないで」
「だったら何故セックスまで、と言いたいのでしょう？」
「お母さんにも分からない・・・ご免ね」
「早く恋人を作って、とさっき頼んで何て答えた？」
「・・・・・一日も早く作る」
「そう約束してくれた」
「お母さんとの約束、破らないで欲しい」
「・・・・・」


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