シェア-33／心の準備

毎日の様に言い寄られる女
私って、いい女
男はみんな抱きたいのよ、私を
毎日、欲しそうな顔の男
ジーンズの前を膨らます男ばかり
そんな状態の時に俺と会ってしまう

「この人、ゲイ？インポ？」
誰でも考える、いい女ほど
必ず一度は抱いた
絶対に俺からは連絡しない
これは女にとって初めての経験
「なんで、電話を掛けて来ないのよ？」


「何を考えているの？ニタニタして」
「えっ、今なんて言った？」
「だから、そんなにせっつかないで」
「私にだって心の準備くらい頂戴」
「あぁそうだな、分かった」

大貴には何にも言って無い
手でした事も、フェラチオの事も
セックスをした後も、当分は言う積りは無い
恐らく、何ヶ月かは


その夜は何回も往かせてくれた
大貴には申し訳ないが、大翔の事しか頭に無かった
舌で扱いているのは、大翔のペニスだった
舐めてくれているのも大翔の口と舌
貫かれているのは、大翔のペニス
貴方が悪いのですからね
私は嫌だと、はっきり断ったんだから


しかし、咲希自身がこん風になるとは考えてもいなかった
大翔が夢中になってしまう
それは分かっていた
咲希は、自分が特別いい女だなんて、若い頃と違って思ってはいない
でも、あの歳にとって咲希は熟れ過ぎていた
余りにも全てが良すぎた

他の女を知らない大翔にとっては、比べる事も出来ない
毎日しているオナニーとは、比べ物にならない
じっとしているだけで、それこそ最高の快感を与えてくれる


初めて握られた時の、あの感覚
体中が震え出していた
自分の勃起したペニスを女の人に掴まれている
その光景を目にした瞬間に出てしまっていた

初めてして貰ったフェラチオ
ペニスの先に唇が被さる
少しずつ口の中に飲み込まれて行く
蕩けそうな感覚より、目の刺激の方が強烈だった
舌が動いて気持ちいい、と感じたら噴き出していた


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