優良外人さん

虎・コンちゃん、地方行脚ＯＫ「常に出たい」

サンケイスポーツ2月23日(土)7時51分配信

　阪神春季キャンプ（２２日、宜野座）阪神の新外国人、ブルックス・コンラッド内野手（３３）＝前レイズ＝が２３日の日本ハム戦（名護）からスタートするオープン戦（練習試合など含む）に、可能な限り参戦する意向を明かした。名護、浦添、安芸、春野、鳴門、倉敷…。ハッスルファイターは日本全国どこへでも行く！

　成功への近道は“実戦漬け”だ。慣れない日本での初キャンプを打ち上げたコンラッドが、今度は試合、試合、試合の日々に突入する。

　「監督がいくぞというのであれば常に出たい。ただ、監督が決めること。自分で決められることじゃない」

　ボスの意向を配慮しつつも、実戦での学習に前向きだ。和田監督も「ハッスルプレーが持ち味で、これからどんどん試合に出て、そういう場面が見せられると思う」と期待した。

　通常の助っ人は、ホームの甲子園や、１２球団の本拠地球場を選んで出場し、地方球場での試合は“居残り”を決め込むケースが多い。が、身近に例外がいる。マートンは１年目から、日本人の主力級すら休んだ高松などの試合にも出続けて、実戦勘に磨きをかけた。結果は２０１０年の２１４安打、シーズン最多安打記録更新に結びついた。

　コンラッドも、同様の道を歩んで日本球団の投手との真剣勝負を重ねたい意向だ。ことしはオープン戦が２３日の日本ハム戦（名護）に始まり、２４日にヤクルト（浦添）。３月に入っては２日にオリックス（安芸）、３日に西武（春野）と練習試合が２試合。さらには５日に中日（鳴門）、２０日に広島（高松）、２１日に広島（倉敷）と、地方ゲームが目白押し。すべてとはいかないが、コンラッドは東奔西走の日々を辞さない。

　この日は左右打席合わせて５９スイングで７発。相変わらずのシャープな打撃を披露した。

　「今のところ順調にきている。自分も含めて一生懸命練習をしている。順調だと思うよ」

　練習よりも試合の中でハッスルして、３・２９、開幕ヤクルト戦（神宮）を目指す。

最終更新:2月23日(土)7時51分

サンケイスポーツ