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鉄壁の守り

2013年02月05日 08:51

鉄壁の守り

阪神西岡、超速実戦志願!鳥谷と組む

サンケイスポーツ2月5日(火)7時51分配信

 阪神春季キャンプ(4日、宜野座)早くも黄金二遊間がお披露目される! 阪神西岡剛内野手(28)が、10日の練習試合・日本ハム戦(名護)への出場を直訴した。万全仕上げでキャンプインした背番号7は、WBC日本代表候補の鳥谷敬内野手(31)との連係を早い段階で確かめるべく、不動の遊撃手が代表合宿で離れる前の“合体”を申し出た。

 タメ息ものの美技共演が、早くも目に浮かぶ。沖縄の青い空の下で描かれるのは、息の合ったコンビネーションからのゲッツーか。虎の黄金二遊間のお披露目デーを、西岡が自ら『予告』した。

 「鳥谷さんが途中で抜けるので、10日か11日のどっちかで、一緒にプレーできたらなと思う」

 WBC合宿(15日~)に参加する鳥谷は、10日の日本ハム戦(名護)から実戦をこなす可能性が高い。「鳥谷さんに合わせようと思っている」と背番号7。つまり2013年の新二遊間は『2・10』の実戦デビューが濃厚だ。何よりキャンプイン前「2月1日から実戦が出来る」と宣言した通り、WBC組にも負けない超速実戦が、西岡の決意をにじませる。

 準備も着々だ。キャッチボールの相手も練習のグループ分けも、2人は常に一緒。日々コンビ熟成を意識して汗を流す。バントシフト練習では鳥谷に歩み寄り、意見交換。これが日常。だから胸を張っていえる。

 「呼吸は心配していない。鳥谷さんも一流プレーヤーとしてやっている。合わせにくいことは100%ない」。不安はない。ただ、相棒の不在期間を考えれば、早めの実戦で一度、確認しておくメリットは大きい。

 自身の動きも日に日にキレを増している。フリー打撃のラスト1球。左打席から右翼ポール際へ豪快な“タテジマ1号”で締めくくった。

 「最後だけ狙ったら、たまたま入った」とさらりと振り返ったが、打撃全般に関しては「逆方向にライナーを打てればしっかり打てているというバロメーター。1日から僕はできていると思う」と言い切った。

 左右打席で合計55スイング。鋭い当たりを連発し、狙ってサク越えも披露。キャンプ4日目にして仕上がり良好な姿に、視察したヤクルトの志田宗大スコアラーも「特に西岡はやりそうな雰囲気がある。小力があって大きいのも打てる。スイングのキレがある」と警戒警報。開幕(3月29日、神宮)で激突するライバルを、ビビらせた。

 「段階を踏んでいく中でいいスタートを切れている」と西岡。実戦、そして鳥谷と初合体という次なるミッションクリアし、着実に土台を固めていく。

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