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フォークの神様来る！虎・藤浪“宝刀”伝授！？

サンケイスポーツ2月13日(水)7時51分配信
フォークの神様来る！虎・藤浪“宝刀”伝授！？

藤浪は宜野座を訪れる杉下氏からフォークの指導をうけるかも？（写真：サンケイスポーツ）

　“フォークの神様”と呼ばれた杉下茂氏（８７）＝元中日、阪神監督など＝が１３日に阪神の宜野座キャンプを視察することが１２日、明らかになった。ブルペンも視察予定。かつて藤川（現カブス）に直接指導したように、ドラフト１位・藤浪晋太郎投手（１８）＝大阪桐蔭高＝に“宝刀”を伝授する可能性もある。

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　神様と神童が世紀の“合体”か。杉下氏が１軍キャンプを訪れ、ブルペンに足を運ぶ。藤浪との初対面＆指導は実現するのか。注目の瞬間がやってくる。

　球団関係者が「ありがたいですね」と感謝するフォークの神様の宜野座降臨。かつて藤川も指導を受けた経験がある。藤浪は阪神だけでなく、セ・リーグ、そして日本球界の宝。伝家の宝刀を受け継ぐ人材としてはもってこい。杉下氏の身長は１メートル８２。一昔前なら長身といわれたが、身長１メートル９７の１８歳への“フォーク継承”も可能性は十分にある。

　奇しくも背番号「１９」のフォークが注目を集めたばかり。第２クール最終日の前日１１日、ブルペン入りした黄金右腕が投じたフォークは、揺れて落ちる驚愕の球筋を描いた。球を受けた藤井彰が取り損ねるほどの変化に、ブルペンは騒然となった。ＭＡＸ１５３キロの直球に加え６種類の変化球を操る柔軟さも併せ持つ新人右腕は「勝負できるぐらいのフォークにしたい」と成熟に意欲を見せていた。カットボールで高校球界を席巻してきたが、杉下氏のスパイスで、揺れ落ちるフォークに磨きをかければ、ウイニングショットとしての計算も立つ。

　中西投手コーチは「２連投はいいといっているが３連投はさせない」と方針を明かし、１３日からの第３クールでも一定のペースを守った調整を行わせる予定。フリー打撃での登板も１９日からの第４クール以降になるが、１３日のブルペンは“何か”が起こる予感。目が離せない。

　「順調にきているので第３クール以降も、しっかり頑張っていきます」

　この日は今キャンプ２度目の完全静養。買い物に出かけるなど英気を養った藤浪。前日１１日まで２日連続のブルペン投球を行ったが「特に肩の張りとかはありません」と順調。スーパー新人が、杉下氏との“化学反応”で進化のスピードを加速させる。