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今年も頑張れ~、お兄ちゃんと!

2013年02月07日 08:12

今年も頑張れ~、お兄ちゃんと!

虎将「オーラある」良太、能見撃ち“一発回答”!

サンケイスポーツ2月7日(木)7時51分配信

 阪神春季キャンプ(6日、宜野座)豪快な一撃が、決意表明だ。阪神新井良太内野手(29)が、今キャンプ初のシート打撃で『一発回答』を見せた。WBC合宿(15日~、宮崎)へ向けて早めの調整を行うエース・能見篤史投手(33)から左翼本塁打を放ち、見守っていた首脳陣へ猛アピールした。一方の能見は、打者10人に1安打1三振2四球WBC球で全球種を試し、納得の表情を浮かべた。

 沖縄民謡のように、心地よく耳に残る『音』だった。カーン宜野座に豪快な打球音が響き、白球は低い弾道のまま、左翼フェンスを軽々とオーバーした。パワーが違う。気合が違う。新井良が初のシート打撃で、エース能見の直球を一閃。最高の結果を出した。

 「(本塁打は)よかったですね。まあ、いいところもあったし、課題もありました。能見さんの力のある真っすぐを引っ張れてよかったんですけれど、変化球とかまったくダメだったので…。それが課題ですね」

 練習後は反省も忘れなかったが、雲にさえぎられた南国の日差しの分まで、背番号32が輝いた。午後1時。シート打撃のマウンドに能見が上がると、一番最初に打席に入った。1打席目は一飛に打ち取られたが、2打席目に真価を発揮した。

 カウント2-1から、内角139キロの直球をフルスイングライナー性の打球は瞬く間に左翼芝生席に消えた。予想だにしていなかった!? 一発に、エースは「打てるところに投げてやった」と“弁解”。虎の元気印も「まさしくその通りです」と控えめに笑った。

 オフの猛練習で、体重は5キロ増の101キロ。最強ボディーで成長をアピールした若虎に、和田監督も、「一発回答というか、最初のシートで、あれだけのものを見せてくれた」と目を細めた。速球に力負けしないというチームのテーマを即、実践したことを評価すると「昨年4番を打った自信もあるだろう。打席でのオーラ、気迫、『打ってやろう!』という気持ちが出ている」とも-。指揮官の脳裏には、鋭さを増したスイングが確実に焼き付いたはずだ。

 「低い弾道でも入るようになったというのは、あの本塁打だけでいえば(体と連動が)できたのかもしれないけど、まだまだ課題がある。これからも継続していきたい」と新井良。

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