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ALWAYS三丁目の夕日-2

2009年04月25日 06:20

隣の大工さんの家が一番最初にテレビを買った。それを実際に家族揃って見せてもらいに行った。もちろん力動山の試合。そういうご近所関係があった。ちょうど3丁目の夕日の時代。しかし、なんであんなに力動山は人気があったんだろう?八百長とは言わず、見え見えのあざといショーに過ぎなかったのに。すべてが幼稚、でも熱気に溢れていた。その、そういう時代…
原作のマンガはもちろん知っていた。自分達の少年時代を映した可愛いげな作品。正直、あまり読んでないけど気に入ってはいた。
原作者西岸は、東京生まれの団塊世代。駆け回る少年達は、世代的にも彼の分身であろう。この作品がビックコミックに初めて連載されたのは昭和49年とのこと。まだ、20代の作者が身近だった少年時代を懐かしんだのだろう。いまや、セピア色のはるかな昔話になってしまった…
吉岡と須賀と小雪。きっとその時代にはありそうで。多分、有り得ない。夢のような家族、ごっこ、儚い…
3人の持つ役者としての雰囲気、感性が支える。特に須賀の健気な少年ぶりなどは女性にはたまらないのでは。芸達者な堤と国民的アイドルから国民母親昇華した薬師丸。彼女も結構永遠です。玉置、喝!まあ、プッツンの石原がお似合いか。堀北はとにかく可愛いい。友和ももう百恵ちゃん旦那とだけは言ってられない味、存在感。そして、更なる多彩脇役陣が、そのかもし出す空気感が、昭和30年代を時代の息吹を描き出していく。豪華キャストの賜…
こう言うCGは、悪くないなって感じ。CGって、自分のようなアナログ世代には、何かウソっぽさを感じてしまう。セットも所詮、作り物。CGも作り物。その点では変わりがない。でも、セットには美術、大道具スタッフの体温と汗を感じてしまう。もちろんCGにも制作者の膨大な労力が注がれてるんだろうけど。コンピュータを前にした神経症的な労力が。ただ、スタッフの汗のしみこんだセットにリアリティーを感じてしまう。ただ、SFファンタジーのようないかにものCGじゃなく、このレトロの街の再現。そのウソっぽさが可愛いい。その上絶対実物大のセットでは不可能な、作りかけのタワーとか…
昭和30年代、バンザイ

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