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ALWAYS三丁目の夕日

2009年04月24日 00:10

この映画、続編を含めて、しっかり見に行ってしまった。なんか自分の映画鑑賞のラインナップ、こう書いてくるとメジャーなものばかり。テレビ局制作で、大スポンサーをつけて。テレビも使った大々的な前宣伝。もちろん豪華キャスト、贅沢な制作費。全国一斉ロードショー。ヒットするのは当たり前。内容は問わず。と言うより、差し障りなく万人受けするお約束の内容。マニアから見れば、気恥ずかしいミーハーとでもなるのか…
まあ、なんと言われてもいい。ともかくCGを駆使した映像、昭和30年代少年には十分なノスタルジーを満喫させてくれる。映画の少年達は、自分より少し年上団塊の世代か。ただ、涙ものの名子役須賀健太他少年達、昭和30年代少年の風情が漂う。確かにあんな感じの子いたよな。そう子供達は、あんな感じだった…
正直、前宣伝でやられてしまった。作りかけのタワー!そう、作りかけのタワーってあったんだ!! …
自分は相模湾の真ん中、海辺の街の出身。R134も舗装途中だった時代。田舎だった。東京にもまだ行ったことはなかった。そうか、R134が舗装途中だった時代に、タワーも作りかけ。作りかけのタワーが東京の街にそびえていたんだ…
引っ越したばかりで、環境に馴染めず泣いてばかりいた幼稚園で。優しかったあこがれの先生。まだ、友達も少なく一人遊びばかりしていた低学年。やがて友達も増え、放課後暗くなるまで校庭で遊ぶ。でも、悪性の扁桃腺炎で学校を休んでばかり。病床できっと薄命の自分の暗い運命にうなされたり… 下校の道端で拾った子犬。親に認められず、結局捨てさせられた。そして、海岸。海。広大な。すべてを癒し、自分を包んでくれた。かけがえのない少年時代
昭和30年代。未舗装の道路。電球の外灯。ポストゴミ箱。物売りの声。夕方。母親の呼ぶ声。残映、残響…思い出の淵に映画がたたずむ。集団就職少女は、作りかけのタワーが見下ろす街にやってくる。町工場。頑固だけどあったかい親方。優しいおかみさん。元気だけが取り柄の悪ガキの息子。向かいの駄菓子屋商店街。綺麗なおねえさんの一杯飲み屋…
ある日、テレビが来る。近所が皆集まって。力動山…

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