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続・若い頃

2007年10月14日 20:36

続・若い頃

 東京での二度目の生活をスタートさせた訳ですが、実は自分が廃業する以前、まだ仕事が順調だった頃から今の嫁さんとは知り合いだったんですよ。





 もともと自分が廃業に追い込まれる原因となったのは、ある人物の尻拭いをしてあげた事が発端でした。その人物に自分よりも親しい立場に居た嫁さんは多少なりとも責任を感じていたのかも知れませんけど、その後も良くしてくれましたよ。自分は嫁さんを含めて責める気なんて全然無かったんですけどね。

 発端となった原因がどうであれ最終的には自分の責任だと思っていましたし、男として社会人としてのケジメだけはしっかりつけたいと思っただけ。ビジネスとしては間違っていたのかも知れないけど、人としては決して間違った選択では無かったって今でも思っていますよ。

 その事は嫁さんを含めた数人の事情を知っていた親しい友人たちにはちゃんと伝わったと思いますよ。その後もいろいろと面倒を掛けましたけど、親身になって助けてくれましたからね。

 今更聞こうとは思いませんけど、あの時ビジネスライクな選択をして保身だけを考えていたなら、果たして嫁さんは自分の事を人生のパートナーとして選んでいたのだろうかと・・・





 まぁ格好良い事を言ってはいても多額の借金を背負う事になった訳ですから、正直なところ相当な迷いが有ったのも事実。以前ログで自殺の事を書いた時にもちらっと書きましたけど、この頃は「死んでしまいたい」って事を結構考えていたかも。

 自殺する勇気も無かったから今もこうやって書き込みをしている訳ですけど、夜逃げという形で一度現実から逃げてしまったのも紛れも無い事実。その後数年掛けて借金は全て返済しましたけど、一度失ってしまった信用や友人達の全てが元に戻った訳では無かったですからね。





 友人宅に居候をしながら働いて、最初の給料でアパートを借りたんですよ。当然自分は敷金礼金まで払える程のお金は持っていませんでしたけど、その時にそれらのお金を立て替えてくれたのも今の嫁さんでした。

 それでなくても借金だらけの自分。お金を立て替えたからといって戻ってくる保証なんて全く無かったんですけどね・・・


 暫くして彼女も実家を飛び出してアパートに転がり込んで来ましたが、そこは自分にとっては寝に帰るだけの場所。借金の返済の為に殆ど必要最低限のものしか買っていませんでしたから、有るのは布団と洗面用具とお風呂セットくらいなもの。当然家具なんて一つも無かったですし明かりだって裸電球がひとつ有るだけでしたよ。

 彼女が一緒に住むようになって、数日目に買い物に行ったんですよ。自分の仕事の都合からどうしても彼女夜一人でアパートに居る時間が長いって事で、せめて照明くらいは用意してあげようって事でね。

 ディスカウントショップで一番安かった丸い蛍光灯を使った照明器具を買ってアパートに帰り、こうしてやっと人並な生活が始まったって感じでした。





 若い頃はお金も無かったし、物質的には決して恵まれて無かったかもしれません。だけどそれだけに些細な事にも感動出来たりとか幸せを感じたり出来たのだと思います。

 その晩2人でお弁当を買って食べました。部屋も明るくなりましたし、初めての家具も出来たって事で彼女も喜んでくれましたよ。

 家具と言っても蛍光灯の入っていた段ボール箱をテーブル代わりにしただけなんだけどね・・・

このデジログへのコメント

  • ゆみ 2007年10月14日 21:51

    そういうときに力になってくれた方って本物ですよね~w
    私もそういう方を探さねば!がんばろっと

  • はな☆ 2007年10月14日 23:06

    物があれば幸せって事もない。逆に見えてくる幸せもある。そういう思い出も羨ましい様な気がします

  • あぃちん 2007年10月15日 09:08

    いつも感謝の気持ちを忘れないでいられると良いんですが、ついわがまま出ちゃいません?

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