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ある女性の告白_第91回

2026年01月05日 20:49

「よし、一旦手を止めなさい。だいぶ我慢するコツが掴めてきたようだな。いいか、佳織、我慢するのは要するに頭の中だ。」

魁人様が何を言っているのか理解できませんでした。

「佳織、“逝く”というのは別に乳首やクリ、マンコで逝ってるわけじゃない。逝くのは脳が逝ってるんだ。身体のパーツは脳が逝くための刺激を与えるきっかけに過ぎない」

その時点ではまだまだ私には魁人様の説明もぼんやりとしか分かりませんでしたが、この後、身を持って理解させられることになります。

「身体が開発されていない女は逝きにくい、と言うがあれはその身体と脳がうまく繋がっていないということだ。くすぐったいと感じるか、気持ちいいと感じるか、同じ刺激なのに違うのは脳がどう受け止めるかの違いだ。普通は痛いと感じる刺激で逝くマゾ女は別におかしいわけでもなんでもなく、脳がそういうものだと受け止めるからそうなる。全身が性感帯、なんて言ってる女も同じことだ。その場所への刺激を性的快感と脳が捉えるようになれば全身性感帯女の出来上がりだ」

いきなり深い?話に私は戸惑いながらも引き込まれていきました。

「だから一度でも逝くことを覚えた女なら実はうまくやれば、全身どこでも感じる女にすることは可能だ。まあ詳しい開発の仕方を佳織に言っても仕方ないから、これはまた機会があれば教えてやる。脳で逝く話を先にしよう。佳織にも一度“脳逝き”をさせてやったのは覚えているな?」

前にお風呂でされたことを思い出しました。確かに身体が勝手に感じだして触れてもいないのに“脳逝き”させられました。

「あの時、佳織の脳は私に支配されて逝かされた。脳で逝くなら、脳で逝かなくすることも出来ると思わないか?」

そう言われればそうかもしれないと思えてきました。

「逝く、という感覚を覚えているから、それを脳に思い出させれば自分の意思とは無関係に脳が勝手に逝ってしまうのが“脳逝き“だ。それなら逆に脳に”逝く“という感覚を思い出ささせなければ逝けなくなる。簡単に言うと脳が”逝ってはいけない“と思い込めば逝けなくなるということだ」

まさかそんなことが、と思いつつも魁人様にそう言われるとそうかもしれないと思い始めていました。

「まさか、と思うかもしれないが佳織自身も“脳逝き”は経験しているし、信じられるだろう?」

それについては信じる信じないではなく実際に経験していたので疑う気もありませんでした。
「ちょっと説明が回りくどくなったが、これは簡単な言葉で言うと暗示とか催眠と同じことだ。洗脳も同じことだな。佳織もテレビ催眠術を掛けられてワサビやレモンを平気で食べているのを見たことがあるだろう? もちろんワサビやレモンの刺激や味が変わるわけじゃない。脳がその味を正しく認識しないようになってるから、あんな風になるんだよ。スポーツの最中に怪我しても気付かず終わってから急に痛くなる、とかも同じ類の話だ」

私には魁人様の説明がとても説得力があるように思えました。実例を挙げられると確かにそうだとしか思えませんでした。

「“脳逝き”を躾けるのは簡単だ。一度アクメを覚えたら誰でもまた逝きたいと思うから、脳もその感覚をしっかり覚えている。表面上逝きたくない、と思っていても、きっかけさえ与えてやれば潜在意識にある“逝きたい”という気持ちが勝手に膨れ上がって制御できなくなる。私の言葉がきっかけと覚えさせてやるだけでいい」

逝きたくない、という気持ちが表面的、というのは確かにそうかもしれないと思いました。本当は逝きたいけど恥ずかしいとか、こんな場所でとか、どちらかと言うと理性で押さえているのだから、理性のタガをどうにかして外されれば逝きたい気持ちが勝ってしまうのだと思いました。

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