- 名前
- ジョシュア
- 性別
- ♀
- 年齢
- 59歳
- 住所
- 大阪
- 自己紹介
- 気持ちヨイコトだいすき♪ 背が高くて若々しい人(175~, ~40)に惹かれます。 ...
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冬の彼方へーーー芽生え7
2015年03月30日 17:48
美紅と達也は揃って近所のドラッグストアに行き検査薬を購入した。
そして帰宅後すぐに美紅は検査してみた。
結果は…陽性。
妊娠の可能性あり…である。
達也は喜んだ。もちろん美紅も…。
内心複雑でなかったと言えば嘘になる…。
だが、長年の願いが叶うかもしれない、その喜びの方が大きかったのは確かだった。
その夜は美紅は大事をとって早目に休むことにした。
達也は優しい目で美紅を見守った。
美紅の眠りを妨げないよう静かに、しかし少し興奮気味で眠れなかった達也は
夜遅くまでテレビを観て過ごしたようだった。
翌日…美紅は会社に遅刻の電話を入れ病院で診てもらうことにした。
早く知りたかった…本当に妊娠なのかどうか。
初めてくぐる産婦人科の門。
美紅は年甲斐もなくドキドキし少し緊張した…。
名前を呼ばれ診察台に上がる…。
顔が見えないようにはなっているが、下半身は晒さなければならないのか…
医師が来る迄の間看護師がタオルで覆ってはくれていたが、
こんな風に診察を受けるとは実際恥ずかしいものだ…
医師が来た。
問診で申告していたので先ずはエコー検査を受ける。
美紅もエコー画像に目をやると、医師は画像をなぞりながら告げた。
「ちゃんと胎嚢が見えてますね。
妊娠ですね。おめでとうございます。」
小さな黒い点のような丸い影を指して医師は言った。
その後器具を使っての検査をされ…。
「今でしたら妊娠二ヶ月ですね。
特に異常は無いようだから順調でしょう。でも無理は禁物ですよ。
後は定期検診の予約をして様子をみてください。」
美紅はほっと胸を撫で下ろす。
やっと自分も母になるのか、とまだ実感は湧かないながらも。
診察が終わるといつもと違う自分になったような気分で美紅は産婦人科を後にした。
会社へ出社出来たのはお昼ギリギリ前だった。
妊娠の事はまだ言うつもりは無い。
安定期迄どうなるかわからないと思ったからだが、
一番の理由は周りに余計な心配をされたくなかったから…
そして身体の関係を持った者にも知られたくなかったことだった。
この後当分は美紅は不要な気遣いをされないよう普段通りに振る舞うよう努力することになる…。
そうする事が一番自然なことに思う美紅であった…。
このウラログへのコメント
先日の痴漢は別として、旦那の子じゃないでしょ?旦那も間男なのか全く疑ってないのが不思議です。
> けろさん
一応美紅もその辺走馬灯のように計算しました^^;
ぎりぎりセーフでしょう…
ということにしたいですね(^_^)
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