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冬の彼方へーーー弥生の空9

2015年03月20日 22:05

東澤との性行為の後美紅はしばらく動くことが出来ず壁に手をついたまま立ち尽くしていた。
美紅の奥ひだはまだひくひくしたまま…激しく突かれてひりひりとした熱い痛みすら感じられた。

東澤も肩で息をしながら…もう一度美紅を後ろから軽く抱きしめ
美紅の髪を撫でる…。
「東澤君…」
美紅の瞳からほろりと一粒の涙がこぼれた…。
「美紅さん…泣いてるの…?」
美紅は慌てて涙を手で拭い…
「ううん…いいの…何でもない…」
でも、と美紅は思った…やはりこんな関係はいいはずがない…
自業自得だ…。
この時の美紅は身も心も疲れ果てた状態になっていた。
「私はいけない女だったね…もう…取り返しはつかないのかな…
自分が自分でいやになっちゃった…
もう戻ろう…?」
東澤も美紅の沈んだ姿を目の前にして少し考えるところがあったようだった。
「美紅さん…俺も謝ります…
美紅さんをとられたくなくて…嫉妬した…
でもこんな形で美紅さんを悲しませるつもりはなかったから…
すみません…」

二人は乱れた服を正し静かに資料室を後にした。

この日美紅は定時になると早々に会社を出て家路についた。
心身の疲労が大きく会社に居る事が耐えられなくなって…。
仕事人間の美紅の普段とは違う雰囲気に、チームでも少なからず異変を感じる者もいた。
特に咲紀、神崎。
咲紀は美紅の帰りしな声をかけた。
「美紅さんお疲れのようですから無理をしないでくださいね。
ゆっくり休まれるといいですよ。お疲れ様でした…」
「ありがとう咲紀ちゃん。今日は何か調子狂ったみたいだけど
英気を養ってまた明日から頑張るよ。
じゃあお先に失礼しますね…」
そう言うのが精一杯の美紅であった…。

このウラログへのコメント

  • けろ 2015年03月22日 13:00

    痛くなるまでやっちゃあいけませんよね。(-_-;)僕もしたいなあ。

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