出会い系の女152

次の朝、鈴木がきた。

狙いは、わかってる、からかうためである。

男は鈴木はキライでないが、なにかと苦手である。

男のにないオシの強さとアクの強さがある、
羨ましいと同時に、ウザイ。

女にしてみれば、頼もしい、が、反面、アブナイ。

コレがあればこの男も、デキル男になれたであろーが、反面、
性に合わない。


オイ、この前のデブ、よかったか？

おまえ、最近までご無沙汰だったろ、オレが気かせてやったのだ、
ありがたく思え。

ありがとうございます。

一応、ソー答えておいた、
ソーでもしないと、この男はしつこい。

しつこい男とは、女に嫌われても、仕事では有能だ。
断られてから、営業、ソー、教え込まれる。
しつこい男はデキル男になる。

しかし、女と仕事は似てるが、やっぱ、違う。
似てるとは、仕事でお客を落とすコツは、相手を笑わすことである。
早いハナシ、マンザイすればいい、
すると、たいがい、この場合のたいがいとは90％の意味であるが、落ちる。
女もまったく同じである。

女を笑わすことが落とす、コツである。

噺家や漫才は笑わせて、なんぼ、である。
同じヨーに、お客や女を、笑わせて、いただきである。

この世にタダはナイ。

グーグルはタダだとよろこんでるが、ソーでナイ。

タダで提供してるコトで、オモイッキリの個人情報を広告会社やCIAに、
売りつけてる。
世界中の個人情報が、広告会社とCIAはぜ～んぶ、握られてる。

お客を笑わすことで、青木は営業成績でトップクラスだった。
もう一つは、
鈴木はスッポンのヨーに、つかんだ客は決して離さなかった。
客も、女と同じヨーに根負けして、餌食にされる。


男はわかっているから、なるべく、鈴木を刺激しないヨーにした。

オレはデブが嫌いでナ、

あんまり、女が、ヤリタイ、ヤリタイって、ゆーから、ショーガナイから、

おまえに回した。


ホントはとは違う、わたしは処女だから、このままではなんだか、寂しい気がする、
ていっただけである。

しかし、

鈴木の言い方では、女は、イロキチガイのヨーにヤリタイ、ソーゆーふーに聞こえる。

男尊女卑にどっぷりの男は、だいたい70％以上いるだろう、
女とはイロキチガイとゆーレッテルを貼らなければ、気が済まない。
女がイロキチガイと思うことで、チンポがビンビンになって、よろこびまくる。

イロキチガイとイイ、淫乱とイー、させ子といい、肉便器といー、
男の妄想の産物である。

女に、イロキチガイ、淫乱、させ子、肉便器、は、いない。
いないにもかかわらず、いると、モーソーすることで、
男はおまんこしているときより、異常によろこぶ。


おまえ、な、だいたい、５０で処女とは、ドーみてもオカシイだろ？

今どき、中学生から、塾の行き帰りに、オモイッキリやってんだろ、
オレは高校3年の時だったが、羨ましいもんだ。

おまえはいつだった？

そーですね、遅かったです、

おそい？

いつ？

はい、

２５のとき、あちらのかたと。

そりゃ、おそいな、

オレは高校3年のとき、同級生のA子とやった。

夏休みが定番だが、オレは学校帰りの夕方、林の中でナ。


鈴木は商業学校で男女共学だった。男は進学高校で男だけの学校だった。


男は思った、オカシイのは鈴木のホーである。
おまんこしてもしなくても、女の価値は変わるものでない。
同じく、男だって、死ぬまでドーテーでも人間に異常はきたさない。

しかし、このクニではおまんこしないと、不虞者のヨーな眼でみられる。

女が子を産まないと、カタワモノ扱いされる。

二十歳過ぎてから、処女が女に重荷を背負わせる。

もりさんが50まで処女を維持しているとは、並な、意志でナイ。
女のプライドと強靱な意志の賜であろう、が、やはり、50を超えて、
処女の重荷に、逆らえなかった。

あろーコトか、ヤリタイだけの鈴木を選んでしまった。

世の中はとはあんがい、コーへーである。
ヤリタイだけの鈴木はデブが嫌いで、運良く、この男に回ってきた。

もりさんは、50にして、かつ処女にしてサイコーのおまんこをするハメになった。
フツー、処女の定番は、イタイ、である。
残念ながら、女も30を超えると、処女膜は劣化する。
20代の処女膜はトゲのヨーに弾力があるから、イタイ、のである。

しかし、50ともなれば、劣化した上に、老化して処女膜の痕跡すら、探すのはむつかしい。
男と、おまんこしたときは、跡形もなく消滅していたから、
あの、新鮮な、イタイ、が味わえなかったコトが残念と言えば、残念なことでもある。
イタイ、は女にとって、青春である。

しかし、イタイ、だけ青春じゃナイ。


デブは、みてるだけで暑苦しいから、かなわん。

丸っきりのデブではナイですよ、

おまえ、デブ好きか、ぎゃはっハハ。

いや、ソーでもナイです。

ウソ、こけー、

電話ではウレシソーだったぞ。

ま、イイ、

こんど、もっと、ましな女、紹介するからな。


鈴木は帰ろうとした。


鈴木さん、バイアグラ、ありますか？

なんだ、おまえ、も、使ったのか？

はい、あのとき、

ギャハハハ、やっぱ、おまえも、デブでは立たなかったのか、

そーだろー、


鈴木はやっと、得心がいった。

うん、ある、

なんぼ、ほしいんだ？

はい、ふつたつほど。

そーか、

じゃ、、今度来るときもってくる。

3000円だぞ。

はい、


鈴木は、ウレシソーに帰った。


デブでは立たないのが、当たり前、ソー思ってるヨーだった。


男は鈴木が帰って、清々した。
鈴木と話すときは、ぜ～んぶ、鈴木に合わせるヨーにしている、
でないと、なにかと食い下がられて、ウザイ。
イー加減に切り上げたいときなど、困ることが多い。
コドモと同じでユーコトを聞いておくに越したことはナイ。

それでも、役に立つ。


あしたは、カラオケの女だ。

ヨースが違うヨーだから、なにか、あったのだろーか、

行けば、わかる。

このカラオケの女とは男は一番、気が合う。
美人でも美人の部類に入る美人である。
セフレの女のヨーに、客観的な美人でナイ。
ま、好みの美人といったホーが正解だ。

背は160cm、ケツは185から8、真ん中は58から60、上は85はナイだろ－。
眼はほんの少し切れ長の澄んだ眼、鼻筋は高からず低からず、
口元は、厚ぼったくもなく薄くもなく。
男の好みに、バランスがいい。

なおかつ、快活でジョーダンが好きである。
男はどちらかとゆーと、暗い。

トラウマの女のヨーに、おもしろいヒト、といわれるのは、心外である。
グーゼンの積み重ねで、おもしろい人になっただけである。

このカラオケの女に、剛毅が加わると、純情淫乱の女になる。
この前は、女の剛毅に押し潰されどーしだった。
くたくたである。

そのてん、剛毅がない分、カラオケの女は落ち着く。

あしたが、たのしみだ。