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記憶-16/匂いすら忘れる?

2008年11月12日 00:29

記憶-16/匂いすら忘れる?

「取ってくれ。指が入っているのを見たい」
「見たいの?・・・お願いしたら?」
「頼む、お願い」
「だったら、取って上げようかなー」
焦らす様にゆっくりと片脚を抜いた
右脚の付け根に残している

細く長い右の中指が出入りしていた
3メートル程の距離なのに、クチュクチュと聞こえる
薬指が加わると、手の動きが速くなった
聞き取り難かった声が洩れだす
綺麗な顔が苦し気な表情に変って来た
左手ブラジャーの中に入れ揉み出した
手がいっそう速い動きになって、喘ぎ出す

「あぁ、往きそうなの、イク貴方イイ・・・」
脚を床に付けると伸ばし、背を反らした
素晴らしい見世物
オナニーを見せ付ける程の仲?
それ程の仲なのか?
しかし、全くそう感じないのは何故なんだ?
ついさっき会った、としか思えない
顔も体も、そして匂いすら
そんな事って有るのか?・・・分からない


こっちにフラフラと来るとベッドに上がり、頭を掴み顔に押し付けた
この匂い・・・思い出せない、記憶に無い
下から舐め上げ、舌を震わす
下の唇を交互に唇で挟み舌で擦る
少しずつ強くして行く
頭を掴む手も腰も震えて来た
また何かに耐える様な声が漏れる
「あー、入れたい・・・入れさせて」
腰が離れて行き、俺のを掴んで入れて行く
濡れ過ぎて擦れが少ない

首に両手を巻き付けると、すぐに速く上下した
続けて往く積りの様子に、記憶の何か無いかと考えた
これ程の仲にも係らず、何も無い
ふっと気付いて誓子を見ると、往く事を伝えていた
全く射精間が沸いて来ない

「今日は出そうにないの?」
「あぁ、2日で出し過ぎた」
「そう、残念」
お湯でタオルを絞り、体みんなを拭いてくれる
こんなに優しい女なのに、忘れてしまうものか?
明日はどうしても大事な用事が有るらしい
来れないと謝って、オシッコをさせてくれた
8時を30分過ぎて帰って行った

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