- 名前
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記憶-7/不思議そうな顔
2008年11月03日 00:37
ふーん、俺は何時も妹に命令していたんだ
「本のリストを言うから書き留めてくれ」
「はいはい、どうぞ」
うん?・・・本の題名をスラスラと何冊も言っている
どう言う事だ?・・・記憶がある?
「他には?」
「新聞」
「言うと思った・・・まずは日経ね」
顔の前にかざしてくれる
「次のベージ」
「株式面・・・動くな」
「もう、だるいわ」
「煩い」
「お兄さんの奥さんではないのよ」
睨め付けると大人しくなった
母親?らしき人が笑っていた
「次の新聞」
朝日と読売のトップと政治・国際面を見終わった
「有り難う」
「はい、どう致しまして」
「片手が使えるまで、毎日来て欲しい」
「誓子さんに頼みなさいよ」
誓子って誰だ?・・・俺の恋人かなんかか?
「頼む、お願い」
母娘が不思議そうに見合っている
何か変な事を言ったのだろうか?
いや言ってはいない
「分かったわ。誓子さんが来られない日は、なるべく来る」
「有り難う」
また、見合っている
3人で色々と話していた
記憶が戻ってない事は言わなかった
幾つか分かった事がある
妹の名前は七海で何処かに勤めている
家は青葉区で、ここから車で15分
会社には長期の休暇願いを出してくれた
業界3位のでかい会社だった
何故それを知っている?
ポツンポツンと記憶が残っている
それなのに、母も父の名前も分からない
それより一番の問題は、誓子と言う恋人らしき女の事だ
どんな仲なのか、さっぱり分からない
何時来る?どう接する?・・・結婚の約束は?
セックスはしているのだろうか?
恋人と妹が言うのだから、当然しているな、きっと
これは一番会うのが不安
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