- 名前
- 京介
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- 年齢
- 71歳
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- 神奈川
- 自己紹介
- 30歳未満、未婚、ログ更新の無い方のメールお断ります。 犬猫が大好きで、勿論女性はそ...
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記憶-11/暴君、俺が?
2008年11月07日 12:05
「誓子さんが来たみたいね」
「あぁ、昨日」
「残業の無い日は来ると言っていた」
「えぇ、そう聞いた」
「誰から?」
「お母さんからよ、決まっているじゃない」
何故決まっている?
お袋と知り合いなのか?
「七海、彼氏はどうしている?」
「元気過ぎる」
「下半身がか?」
うん?・・・顔色が変わった
そうか、こんな事は言わないんだ、俺は
「わるい悪い」
「そうよ、お兄ちゃんらしくない」
「どうして?」
「そんな厭らしい事、絶対に言わないのに」
「そうでも無いさ」
「お父さんや友達とは知らない」
「でもお母さんと私には、そんな事言った事がないわ」
「そうだな」
母と七海には下ネタは厳禁か、よし
親父とは話すのか?
2日後が土曜日らしいから、その時に分かる
親父にはみんな話そう
うん、それがいい
ノックされた
「あら、七海さん」
「今晩わ、誓子さん」
「これを届けに」
「本を読む為の器具?」
「はい。すぐに買って来いって」
「相変わらず、ね」
「えぇ、ネロみたい」
「本当、暴君よね」
「それでは、私はこれで」
「彼氏が駐車場?」
「そう」
「有り難う」
「どう致しまして」
「それじゃまた、誓子さん」
「またね」
何故彼氏は上がって来ない?
組み立てるのも、七海より早いのに・・・何故だ?
「貴方の好きな物を買って来た」
何が好きなんだ?
こんな物が好き?・・・ババロアとアイスクリーム
そうか、ここには冷蔵庫も、小さなシンクも備わっている
レンジまで有る
大きな応接セットのソファでは、大人が寝られそうだ
これだけの個室に入院するからには、家は金持ち?
恐らくそうだ
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