- 名前
- ヴォーゲル
- 性別
- ♂
- 年齢
- 74歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- もう海外在住29年、定年もそろそろ始まり、人生のソフト・ランディング、心に浮かぶこと...
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夜汽車の夜食
2007年03月31日 10:29
風邪が治りきらない金曜日の夕方、仕事を済ませてうちに戻り娘のパスタ料理をあわただしく腹に収めてライブハウスに向かう列車の中で、そういえばこないだの窓際バジリコを娘のやつ上手につかってたな、とコーヒーで一服きながら考えているとそろそろハーブ類を庭に植える時期になったことに思いついたのだった。それが夕方8時前。
コンサートも予想以上に上出来で日付が変わったころに慌しく戻ったアムステルダム中央駅内の13番ホーム改札の前にあるミニスーパーマーケットに飛び込み発車まで5分あるかどうかに気をもみながら空き腹に何か無いかと求めたのがライ麦黒パンにカリカリのベーコン、トマト、レタスに胡瓜をはさんだサンドイッチだった。15分発の列車に飛び乗ったら後ろでドアが閉まった。
病み上がりの体を暖めるのに就寝前に摂るアルコールならばいいものをまだ鼻汁も固まっていないうちに摂るビールは如何と自問するがコンサートの興奮を収めるには手持ちのミネラルウオーターは味気なく結局缶ビールのプルトップリングを引き上げてしまった。
それに、ジャズの高揚から気分を切り変えるためにCDは天童よしみの演歌を耳のプラグに、サンドイッチを頬張りながら日本警察の内幕を書いた文庫本を読みながら夜汽車で40分ほどの時間を過ごすには悪くない夜食だ。 それは天童の適度な押し、重みにコブシがスムースな味となって舌と腹にほどよい刺激を与えるからでもある。
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