- 名前
- ヴォーゲル
- 性別
- ♂
- 年齢
- 74歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- もう海外在住29年、定年もそろそろ始まり、人生のソフト・ランディング、心に浮かぶこと...
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木の芽時
2007年03月07日 07:19
外から自転車で戻り、うちに入ろうとすると裏庭に通じるところの木蓮(マグノリア)がちょうど日の光を浴びて、数百個の芽吹いた蕾からかなりの数が開花し始めている。
まてよ、早いぞ、毎年の開花ごろの様子を思い起こしてもこの時期じゃないのにと思いながらそれらにカメラを向けてメモした。
ま、猫の恋と俳句の季語にもあるようにこの時期、木の芽時にはいろいろなものが開花する。 だからこのあと延び延びになっていたバラの老木の剪定をしたときには例年でも2月のはじめには終えていていたものを今年のこの時期にする馬鹿らしさにこの剪定でひょろひょろ長く伸びて先に芽吹いているものまで短く切り落とさなければならない前庭のこのバラもいよいよ50年の命の終わりかなとも思った。
そう言えばこの間、家人が私にこう言った。 「私たちの息子が今夜ここで映画をみるようなパーティーをやるらしいのだけどその後、ガールフレンドを自分の部屋に泊めてもいいか、って聞いてるんだけどどう思う?」
私「それはいいけど、その娘の親がそのことをどう思うか、親の同意があるとその娘の口からお前が直接聞いたならいいと思うよ、ま、そのうち娘の親とお茶でものむ機会を作ることになるのかな」 そして私は毎週の射撃クラブの練習に出かけた。
その夜、息子とその娘は友達を何人も呼んで居間に持ち込んだうちのなかにあるアルコール飲料とつまみでDVDの鑑賞会となったのだが日付けが変わるちょっと前にクラブから戻ってみれば自分のために取っておいたビールや残ったピザの欠片までなくなっていたのだが、ま、それは6,7人もいれば仕方が無いかとあきらめてそのまま屋根裏部屋にあがり夜明けごろまで何やかやといつものように時間をすごしその日、土曜日の昼前に起きてみると私のクロワッサンがその娘と一緒の家族の朝食に供されたと家人から聞かされた。 ま、いいか、とここでもそう思わざるを得なくそのまま土曜のマーケットに夕食の豚のステーキの材料を買いに出かけたのだった。 そのときのブランチはマーケットの魚屋で揚げたての白身魚の片身を包んでもらい近くのカフェーに座って分厚い新聞を読みながらビールで食ったものだった。
秋から息子とその娘はオランダ中部の町の大学に行きうちを出るということになるのだがこれも木の芽時かとも思うのだ。
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