- 名前
- ヴォーゲル
- 性別
- ♂
- 年齢
- 74歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- もう海外在住29年、定年もそろそろ始まり、人生のソフト・ランディング、心に浮かぶこと...
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新ジャガ
2007年03月04日 11:28
いつものように町の市役所の裏にある土曜の青空マーケットをゆったり歩いていて、それまでに隣の地区の行きつけの肉屋でいい豚肉の赤身のステーキを買っていて、そうだ、ジャガイモが無かったのだと思いながらぶらぶらと並んだ屋台を眺めていたら新ジャガが見えた。 おかしいなあ、いまごろ新ジャガだとは、、と思いながらその格別な味を思い出しながら今晩の分を買ってどこから来たものか店のおばさんに聞いたらエジプトだよという答えが返ってきた。
たいていジャガイモはうちでは刃が鷹の爪状に湾曲したポテトナイフで皮をむいて30分ほど蒸すのだけれど新ジャガはタワシでこすって泥をおとし薄皮を剥ぐ程度にするのだけれどこれはやはりちょっと掘り起こしてから時間が経っているのだろうかこすっても薄皮が剥がれずにいる。
流しのシンクにはエジプトの粘土質の泥だろうか水が赤茶色になりその中に浮かんだものを摑んでタワシでこするのだが、幾つかは擦っていると薄皮がべろべろと剥がれるものもあるのだがやはり身まではとどかないけれど、まあこれでもいいか、とそのまま40分ほど蒸して豚のステーキと温野菜で夕食にした。 この間特大鰊の燻製に付け合せにおろした大根の残りがまだ瑞々しかったので細かく刻んで春野菜のサラダに振りかけて、安物のルザロン赤ワインで味わったのだが今夜の主役はやはり味わいのある新ジャガであり、メロンのデザートの後でも息子は蒸し鍋から薄皮付の新ジャガを摘んでまだむしゃむしゃ頬張っていた。
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