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WBCで大きくなった!

2013年03月20日 08:39

WBCで大きくなった!

鳥谷セ界一誓った「阪神でいいスタート」/WBC

サンケイスポーツ3月20日(水)7時51分配信

 タテジマでセ界一や! 第3回ワールドベースボールクラシックWBC)を終えた阪神鳥谷敬内野手(31)と能見篤史投手(33)が19日、決勝ラウンドを戦った米国から帰国。成田空港で、シーズンに向けた決意を語った。21日から2人は練習再開。この悔しさを必ずやバネにする!

 世界で戦ってきた虎の投打の柱が帰ってきた。ひとつの夢はついえた。だが、もうひとつの目標がある。8年ぶりVへ。日の丸を頂点に掲げることができなかった悔しさを胸に、鳥谷能見が帰国した。

 「台湾との試合で九回の井端さんのタイムリーでホームインしたシーンが一番印象に残っている。ここからはタイガースとして、いいスタートを切れるようにしたい」

 鳥谷が決意を語った。日本中、いや世界中を驚愕させた“神の足”の記憶は新しい。今月8日。2次ラウンドの台湾戦(東京D)で1点を追う九回二死一塁から二盗成功。続く井端中日)の適時打で生還した瞬間、雄たけびを繰り返した。10日のオランダ戦でも先頭打者本塁打サンフランシスコでの準決勝プエルトリコ戦では3点差の八回に三塁打を放ち、反撃の1点を呼んだ。

 「個人的にいろいろな選手と話すことができた。若い選手に伝えられたらいいなと思います」

 成田市内で解団式を終えた鳥谷は、虎のキャプテンの顔に戻っていた。能見も同じだった。

 「僕の力が足りなくて、チームの力になれなかった。申し訳ない」

 準決勝の七回、2ランを浴びた虎のエースはテレビカメラに向かって、謝罪の言葉を口にした。一方で「悔いがないといえばウソですけど、仕方がないなと思う」とも語った。全力を尽くした。だから後戻りはしない。“昨日の友は、きょうの敵”-。戦友たちに早くも火花を散らせた。

 「敵になるので、自分も負けないように、良い刺激にしてやっていきたい。チームが優勝できるように自分ができることをやっていきたいです」

 WBCの疲れを考慮され、開幕2カード目の初戦、2日の中日戦(京セラD)にまわる。ローテに関しては「それは従いますし、僕自身の思いでチームに迷惑をかけるわけにはいかないので、指示に従います」とうなずいた。

 「タイガースの一員として、しっかりシーズンへ向けて、調整していきたいと思う」と鳥谷オープン戦は3連敗中。虎党も首を長くして合流を待っていた。21日から鳥谷能見が再びタテジマに袖を通す。虎に役者がそろった。

最終更新:3月20日(水)7時51分

サンケイスポーツ

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