走るで～

鳥谷に刺激！阪神・大和、盗塁増やす

サンケイスポーツ3月12日(火)7時51分配信

　阪神・大和内野手（２５）が１１日、休日を返上し、甲子園室内練習場で汗を流した。昨季チームトップの１７盗塁を記録した韋駄天は、主将の鳥谷敬内野手（３１）が８日のＷＢＣ・台湾戦（東京Ｄ）で見せた二盗に刺激を受け、さらなる盗塁増を誓った。　

　テレビ画面に釘付けになった。日本代表として闘う虎の主将の姿に、心底震えた。影響を受けないはずがない。大和が、鳥谷の魂の激走を教材とする。

　「あの場面で走ったのは、すごいと思った。自分も緊迫した場面で走れるような選手になっていきたい」

　休日を返上しての打撃練習を終えたあと、興奮まじりに振り返ったのは、８日のＷＢＣ２次ラウンドの台湾戦。鳥谷が１点ビハインドの九回二死から二盗を決め、日本の逆転勝利につなげた場面だ。

　「技術というより気持ちの面ですごいなと」

　走塁革命をテーマに掲げる今季の和田虎。昨季チームトップの１７盗塁を記録した大和は、その鳥谷や、新加入の西岡とともに“足攻”の主役として期待される立場だ。

　「２番・中堅」を確実にしている背番号「０」は「昨年のオープン戦では走れていたが、シーズンではそこまで走れなかった。シーズンでも走れるようにしたい」と意気込んだ。今季、何度も訪れるであろう切迫したシーン。大和のスタートに躊躇はない。