大丈夫でしょう！

阪神】藤浪、開幕ローテ当確！ライバル・岩本が４回４失点大乱調

スポーツ報知3月14日(木)7時3分配信
【阪神】藤浪、開幕ローテ当確！ライバル・岩本が４回４失点大乱調

試合前、メッセンジャー（左）と並んでキャッチボールを行う藤浪

　◆オープン戦　阪神０―８ヤクルト＝６回終了降雨コールド＝（１３日・甲子園）　阪神のドラフト１位・藤浪晋太郎投手（１８）＝大阪桐蔭高＝の開幕ローテ入りが１３日、事実上確定した。最大のライバルと目されていた岩本輝投手（２０）がヤクルト戦で４回４失点。他の候補も安定感に欠け、２度の実戦登板で６回１失点と結果を出した黄金ルーキーに先発枠が転がり込んだ。

　岩本が踏ん張れなかった。２回１死二、三塁、田中の中前適時打であっさりと２点を献上。３回には四球で出した走者を生還させると、４回にも畠山に左越え二塁打を浴びての４失点。「力不足です。自分の課題を修正しないと」と３年目右腕はうつむいた。

　高卒２年目の昨季に先発で２勝を挙げ、飛躍が期待されたが、ここ３試合で１２回を１１失点。和田監督も「あれだけボールが先行しては。ここ２、３回ほど悪い。今後のことは考えないと」と厳しい表情で、先発争いから脱落した。

　開幕ローテは能見、岩田、メッセンジャー、スタンリッジの４枠はオープン戦前から確定。残り２枠を藤浪、岩本、秋山、榎田で争う構図だった。秋山がいち早くふるい落とされ、岩本も大きく後退。この日のウエスタン教育リーグ、ソフトバンク戦（鳴尾浜）で５回無失点の白仁田が急浮上するものの５、６番手は藤浪と、１２日の２軍戦で５回０／３を無失点の榎田で濃厚となった。

　１６日のロッテ戦（ＱＶＣ）に登板する藤浪は、ブルペン投球後に初めて走塁練習も行った。「（ＱＶＣは）風が強いのを知っていますが、あまり気になりません」と余裕の表情。ライバルたちの自滅もあって、開幕まで２度の登板機会を残し、よほどのことがない限り先発ローテ入りが確定した。早ければ３０日の開幕２戦目のヤクルト戦（神宮）でデビューする。