- 名前
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- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】66-4、東原琴の場合。
2012年03月27日 21:39
東原琴。そして城西和音(かずね)はレイチェルが孤児として引き取った事になっている。
しかし、実際はもう少し事情が込み入っていた。
……。
話すのも憚れるが、このふたりは大災害により理不尽に「かけがえのない日常」を奪われた者だった。
琴は一命をとりとめたが、かずねは瀕死だった。
レイチェルは、いわば禁呪ともいうべき事をふたりに施した。
この大災害が死んでいった者たちの無念を願いのチカラにして、彼女らの生命力を補ったのだ。
死んでいった魂の中に、魔法騎士適性があったらしく、琴とかずねは魔法騎士として生まれ変わった。
かずねの魔法騎士時の人格が違っていたのは、かずねに注がれた魂の人格だったわけだ。
「我が娘、エカテリーナができてわしにできぬ道理はないじゃあ。わしは……わが妻を蘇らせてみせるじゃあ!」
チャウシェシュクが叫ぶ!
「んな……」
絶句したのは、琴だった。それは助けられた彼女すら戦慄するような禁呪だった。
「やめるず!」
シスターのフードを外し、素顔を晒し、レイチェルは制止した。
「これは、生命の冒涜だず、絶対に後悔するんだず!おらは……誰にもそんな後悔させたくないず」
「レイチェル……。後悔してるの?」
琴がレイチェルを支えるようにして問う。
「申し訳ないず」
「わたしは、助けてくれて感謝してるわ~。かずねちゃんだって……」
「でも魔法騎士としての危険な定めを背負わせたようなものだず」
逆にいえば、あの時願いのチカラに変換した魂が適性者じゃなかったら……失敗したのではないかと。
「……大体わかった。……危険な橋だ」
たった4字で要約してしまった有希だった。
「止めてくれるな。どうせ穢れたこの命。すてても惜しくはないじゃあ」
ごちん。
有希は巨大な雪塊をチャウシェシュクにぶつけて気絶させた。
「……ねごとはねてから言え」
ちゃんちゃん
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