- 名前
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- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】63-2、廻る銅鑼夢(せかい)。
2012年03月04日 20:22
結局、麻衣子は封筒を開けられなかった。
翌日、職員室に呼ばれる。
演劇部の事だろうか、麻衣子が心配して扉を潜ると……。
「おめでと~!」
盛大に祝福されてしまった。
高校入試は、本人の他に、所属中学にも結果が届くのだった。
つまり、昨日有希が言ってたのはこのことである。
麻衣子は自分が封を開ける前に、職員室が結果を知るという大失敗をしてしまったのだ。
東京にある聖蘭女子学園をパスするのは、前例がない快挙であり(単に前例がないから合格点ラインが普通でもすごく見える)、先生達は喜んでいた。
結局、麻衣子は合格したのだという事だ。
しかし、県内の公立を受験するひとに比べて早めに進路の見込みが決まった(てかこの県での公立合格発表日程は卒業より遅い)麻衣子はこれからの学校生活上での注意点などを伝えられたのだった。
ひとつ、公立受験組をむやみに刺激しないこと。
ひとつ、合格したといえ、それは確定したわけでなく、最終的な進路結果をきめること。
ひとつ、せっかく早めに決まったんだから、卒業関連イベント準備手伝ってよ。
……やれやれである。
「おめでとう、青柳さん」
なんか久しぶりに顔を見る松並先生が我が事のように喜んでくれた。
「ありがとうございます」
「僕からもおめでとう」
久保田先生も祝う。
このふたりの先生は麻衣子にとっては不思議な縁である。
麻衣子の合格は学園じゅうの知るところとなった。反応は様々だが、代表してこのひとの祝辞をば
「…………嫉妬」
有希の反応だった。麻衣子のような受験をせずについエスカレーターに委ねてしまった後悔なんだろうか。
そして麻衣子は放課後に教会と神社を訪れる事にした
続く!
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