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【魔法少女っ】64-2、魔法少女駄作揚げ。

2012年03月10日 03:57

九米雁、移民計画で火星圏内にとりのこされた人々は地球という楽園を取り戻すために大いなる計画を企てたのだ……。

「このオープニングテロップあまり関係ないのよ」
雑魚ネガイナーの攻撃を迎撃してる麻衣子が言う。

「ほな、うちらの噺を聴いてもらうで♪」
敵の双子漫才を始める。
よく見るとアコーディオンメカネガイナーだった。
「あのアコーディオンを退けないとですっ」
「うんにゃ。ごり押しで行くよっ」
いちいち構ってられん事情なのだ。

コバルトテンペストっ」
カーマインクリムゾンっ」
どしゅどしゅどしゅ……

お客さん、いきなり火の玉氷柱をなげんといてーや」
「ほな、ウィスキーにでも使いましょか!なんてな」
技の効き方はどうでもいい。撹乱さえできればいいのだ。

「2発目!!」
がきいいいん!
「なんで弾かれるん?」
またアコーディオンが伸びてサダムを護った。

「なんでや!はこちらがわの台詞や!なんで噺を聴いてくれへんのや。笑いの力で寂れた街を復興させたいんがうちら姉妹の願いなんや。それを馬鹿にするは」
「そんなのあたしが知るかっ!」
アコーディオンメカネガイナーを蹴る小春
「ふぉぉぉぉ~」
アコーディオン持ってない方が奇っ怪なうなりごえをあげた。
「アカン、とあるワカナ姉ちゃんの禁断症状(デッドトラップ)やで」
「ハッハー!もっとも薬買うてきてや~」
ぶちギレたワカナが再び注射の形状のミサイルを乱射する。
デイトナリフレクション!」
防御魔法で跳ね返す千歳
千歳!!」
「お待たせ致しました」
千歳の背後にサラが畏まる。
「しもじもの芸人の相手をするのも帝王の仕事ですわ!」
優雅に振る舞う千歳
「このお客さんは噺を聴いてくれそうやけど、なんか馬鹿にされてるで?」
「ヒャッハー!芸人は馬鹿にされてなんぼやで。お客さん薬買うてきてや~」
「今跳ね返したのがお薬ですわよね♪」
どごおおおん!

跳ね返したミサイル双子に炸裂する。
「こりゃたまらんわ~」

小春、茜さん。雑魚は任されましたわ。あなた方は敵の大将を!」

「ほへ。わかったよ」
「わかったですっ」

見とれていたふたりだった。

オッサン覚悟!」

ハーモニーブラスト!!」
ちゅどど~ん!
至近距離で放った合体魔法が炸裂する。

「うおおお~!やられた~」
どごおおおん!
爆発四散するサダムの身体。
「浄化するですっ!」
「…あれ?」
手応えがない。倒したサダムには浄化すべき魂みたいな気配がなかったのだ。

「やられた~。なんてな」
「む。これは、大規模な転送魔法の気配ですね」
サラが言う。

「既にその旧機種からは変更ずみだわ~」

スマートフォンみたいに、核にあたるものを外して、新しい機種(ボディ)に移植する事ど機種変更ができるらしい。
スマートフォン同様、旧機種は制限がつきながらも(むしろその制限付きが良いひともいる)運用できる。
そんなバナナ!」

転送完了!」
ずどおおおん
巨大な機動兵器が姿を顕した。
「かっこいいぞ、オッサン!」


続く!

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