- 名前
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- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】65-3、激突!究極対至高?
2012年03月19日 20:52
スターリンの魔力で止まってしまった世界。
その世界で動ける人々も結構いた。もちろん、今日起きたことを今日定義づけるのは無理だから、法則を書くわけにはいかないから、事実だけをあげておく。
・それなりの潜在魔法力がある。
・過去にネガイナーに何らかの影響を及ぼされた者。・過去にワッフルの妖精に何らかの~
・実はワッフルの住人である。
いづれかに当てはまる者がこの停止した世界に動けるらしい。
レイチェルの周囲にそれが多いのも納得てきよう。
レイチェルは分刻みで琴にまめな連絡を取っていた。
レイチェルが連絡に使っている黒電話。これもまた上記の事象に関係するらしい。
携帯電話より固定電話の方が、願いのチカラを伝え易く、魔法力も通し易い。
「生存者は何人見つけたず?」
「20名ほどよ~。案外多いわ~」
「わがった。教会に避難するように伝えろず。ここが一番安全だず」
「いやぁ~実はそれを頑なに断るひともいるのよ~。困ったわね~」
「そいつは誰だず?」
「巫女さんよ~」
「なるほど、そいつは捨て置けず!とにかく一人でも多く救」
ぷつ
回線が切れた。黒電話も万能ではないのだろう。受信側の琴の携帯に問題点があるのかも知れない。
「あらあら。充電切れねぇ~」
「あはは」
かずねが笑う。笑いごとではない。世界が止められているのに時間が止められてないという事は、琴の携帯のようなことが他の事象にも起きるという事だ。
つまり、これは「静かなる危機」なのだ。
そこから一人でも多く救済するためにレイチェルは動いていた。そのためには頑なに断る少数の犠牲をもいとわない。
まさにベンサムの言う最大幸福だ。
「それにしても、安全圏は教会だけとは限らないわよね~」
琴は巫女さん……葉子に尋ねた。
「神社もまた、安全圏ですね」
考え無しにレイチェルの救済を断ったわけではないのだ。
「本当に、願いのチカラって不思議よね~。だから敵はこの世界を付け狙うんだろうけど。うふふ」
教会も神社も一般に願いをかける場所だ。
だからこそあしき魔法から護るシェルターになりうるのだ。
「それでは!」
葉子は自宅たる神社にかけた。
「葉子ちゃん、気を付けてね~」
手を振るかずね。
「一人でも多く街のひとを助けるんだよっ!」
「残念ながらそこまでじゃあ!」
空が割れ、その裂け目からチャウシェシュク将軍が降りてきた。
「なんてこった」と琴は思った。
スターリンは陽動だったのだ。
こうなったらこちらもハッタリをかますしかない。
「あらあら。とんだ誤算よね~。わたしがお相手よ~」
もう使えなくなっているラウンドドライバを構えながら、琴はチャウシェシュクに対峙した。
「今のうちにかずねはみんなを連れて教会に」
琴はアイコンでかずねに伝えた。
一瞬の躊躇いのあと、かずねは生存者の誘導に戻る。
「ほお。失った変身能力を取り戻すとは、教会の願いのチカラは絶大じゃあ!」
ハッタリに乗ったチャウシェシュク。しかし火に油を注いだような気がする。
「お前に構う暇はないのじゃあ!」
続く!
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