携帯、着信、「通知不可能」

自宅は天満橋の○丁目界隈で
職場は梅田の○屋町界隈。
お気にの折り畳み自転車で通勤してますが
十分歩いて通える距離です。


出社は１０時。となれば、
電車で揺られてくる人よりも、のんびり出勤できます。
職業柄、ジーンズもＯＫ、当然というかノータイで
プロフの写真のような格好で出勤してます。


お風呂好きなので、
朝、出勤前に、そして仕事帰りに湯を浴びるんですが、
春先とはいえ、体を冷やす時期でもあり、
シャワーだけじゃなく、ちゃんと入浴して出勤してます。


今朝も、湯船に浸かって、
鼻歌交じりに、よ～し、今日も頑張ろう～
何てやってると何処からともなく
賑やかな携帯の着信音。


朝から誰やろ？取引先かな？
確か日曜に香港から戻るって行ってたから…
もしやと思い、慌ててお風呂から出ると、
けたましかった携帯は既に鳴り止んでいる。


これってマーフィーの法則か？
何て思いながら、着信画面を眺めると
「２件の不在着信」の表記。
バスタオルを腰に巻き考える…。


携帯で時間を確認すると９時１５分。
よっぽどの緊急なんかな～、
ま、あの人せっかちやしな～
と、着信履歴を見たら「通知不可能」と出ていた。


朝風呂上がりで寝呆けてたのもあるけど、
いったい誰やねんって見当も付かなかった。
ま、もう一回ぐらい電話あるやろ
そう思って下着をセレクトしてたら、また、電話が鳴った。


液晶画面には「通知不可能」の文字
「はい、○○です」名乗って電話に出るが、
ボクの声を確認してからなのか、
電話が切れ、「ツゥー」となる携帯


いったい誰や…。朝から気分悪いのぉ
ただ、「通知不可能」では折り返して
文句言いたくても出来へん。
で、頭の中でこの状況を整理してみる。


決して、寝起きのコーヒーもタバコも要らないが
寝る前に飲むワインの量を加減しなくては、
朝から考え事もまとまらない。
目を閉じて、深呼吸。考え事をまとめてみる


やがてゆっくり、脳ミソが回転を始めた。
何かが引っかかってる要るんだよ、ワトソン君。
それは・・・。待てよ、「通知不可能」！！
「非通知」ならともかく「通知不可能」って？？？


その時、ある人物が脳裏を掠める。
えっ、まさか・・・。まさかアイツからか？
口で手を覆いさらに思案する。
いつかあるかとは思ってたけど、これがそうなのか？


でも、ま、こっちからは連絡出来ない。
大きくため息してから、息を吸い込み、フンと鼻息一つ。
よし、こんな時は気分を変えよう！
お気にのドルガバのストライプのシャツに袖を通す。


脳みそから残像を振り払い、ボタンをとめていると携帯が鳴る。
液晶画面を見ると「通知不可能」の文字。
大きくため息をついて、携帯を開き、
今度は名乗らずに電話に出た。


しばしの沈黙・・・。
だが、その無音が確信に変わる
「もしもし」久しぶりに聞く特徴ある声に
フツフツと怒りにも似た感情が込み上げてきた


～続く～



追伸
え～、そんなに怒ってるわけじゃないんですが（笑）
今回は続きとさせていただきました。
で、リクエストが多ければ続きを書こうかなと…。

ところで、
この「通知不可能」の電話をしてきた人は一体どこの誰でしょう？
正解の方には、豪華温泉旅館のペア宿泊券をプレゼント！
って無理か～。渡すのが（笑）