バリウム狂想曲に花束を

こないだから、どうも内臓系の調子が悪い。
そこで、夕方に打ち合わせのため病院に行くので
資料を先生にＦＡＸした後、
診て頂けませんか？ってメールを入れた。


すると、すぐに電話が掛かってきて、
いま、お腹空いてますか？と聞かれた。
まだ、食べてませんと答えると
あ、じゃあ、そのまま来て下さい。


それと、水も飲んじゃ駄目です
折角ですから、
バリウム飲んで検査しましょう
ってことになった。


バリウムね。
胃カメラはあるけど
バリウムはお初ですわ
ただ、不味いといわれてますよね


でも、バリウムの不味さよりも
ある事を思い出した・・・。
胃の検査って胃が空っぽじゃないと駄目よね。
朝飯、何時やったけ？


今朝はデスクで朝ごはん、おにぎり二つ。
食べたのが、９時半ごろやったか・・・。
胃の中が空っぽになるのに
約６時間ほど掛かるから・・・


げげ、病院で検査してもらうの三時半回ってないと・・・
胃の中の鮭と昆布やのりとか丸見え？？
ってなことに気がついたのが、
病院の最寄り駅を降りてすぐやった。


どうしょう。喫茶店でお茶して過ごす？
あかん、茶～飲んでまうがな。
漫画喫茶は？それもあかんがな。
う～ん。って悩んでポンと出ました。


あ、パチンコで時間潰そう。
勝ちに行くと負けるのがパチンコ
で、時間潰しに行くと、勝ちます。
そういうもんです。


ほんの３０分時間を潰すつもりが、
約一時間半ほどやってました。
投入２０００円で、結果は２万７６００円でした。
しかし、腹押さえながらやるなよ


で、いそいそと病院へ。
４時半ギリギリに入ったら
患者さんもいないので実にスムーズな問診
じゃあ、バリウム飲んでもらいますから・・・。


おっほっほ、忘れてたｗ
検査する部屋に連れて行かれて
ラブホテル級の寝間着に着替え
よいよ、人生初のバリウムです。


ゲップしないで下さいね～
と、胃を拡張する薬を飲まされ
回転するベッドに体を預けて
いよいよバリウムです。


はい、じゃあ、飲んで下さい。
ゴクリ、ゴクリ、アレ？。
はい、横向いて、じゃあ、また飲んで下さい。
ゴクリ、ゴクリ、アレ？


ん、不味いか？
そんなに不味くないぞ！
しかし、まてよ、この味どっかで・・・
それを思い出そうとしてる間に、検査終了。


検査結果を見た先生曰く、
ガンはありません！
胃潰瘍は治りかけてます。
ただ、胃炎ですね～。大変荒れてます


あら、そうなの？
空きっ腹にアルコールは良くないですね。
ただ、これなら薬をちゃんと飲めば治りますよ
安心して、帰りの駅でちゃっかり阪急そばを食べました。


ただ、問題はそこから・・・。
バリウムを出すのに下剤をくれたんだけど、
この下剤がメチャ効くんよ～
思い出しただけでも行きたくなるぐらい（笑）


上新庄駅で一回、梅田駅で一回。
直帰しょうとしたんだけど耐え切れず
会社で一回。自転車にまたがって
必死こいて家に帰ってもう一回・・・。


いや～、各下痢停車ですわ。
で、お陰で思い出した！
バリウムの味って
ビオフェルミンの味に似てない？


思い出すな～、ビオフェルミン
子供の頃の必需品ですよ
（チェッカーズのかえ歌風に）
♪ちっちゃな頃から下痢気味で（以下、自粛）


そう、あれは小学二年？
いや、幼稚園、ま、いいや
大叔父のお宅にお邪魔していた時のこと、
我が家では、薬箱は子供の手の届かないところにある。


ところが、子供がいない大叔父宅では
薬がそのまんま置いてる訳です。
で、その頃からビオフェルミンが好きで
かじってよく食べてたんですが。


で～ん。とお徳用大瓶が置いてある訳ですわ。
子供向けのお菓子もないところなんで
瓶をひねって薬を出して、
ボリボリとおやつ代わりに食べてたんですな。


大叔母との昔話に花を咲かせていた母親が
お菓子もないはずなのに、何をボリボリ食べてるかと
気になって覗き込むとビオフェルミンの大瓶を鷲づかみに
薬を口の中にイッパイに掘り込んでボリボリやってるボクがいた。


キャ～～
その日、大叔父宅に母の悲鳴が鳴り響いたという。
ほとんどまっさらなビオフェルミンの大瓶は残り半分。
そして、そこから地獄の日々がはじまった。


しゃがめども、しゃがめども。
りきんでも、りきんでも
お腹は張ってるんだけど、出てこない。
まるで、肛門をアスファルトで固められたみたい…。


一週間後、母に手を握られて病院に行きました。
先生に思い切り笑われた後、ぶっとい浣腸されました。
意識がもうろうとする中、トイレに入ったからなのか
幼年期の記憶ゆえ、おぼろげなのかは定かではないんですが・・・。


便所で大きな声で母を呼んだそうです
「ママ、ママ、ママ～」
今度は何があったや！と、すっ飛んできた母親に
「見て！ママ！凄いやろ！」


だだっ広いトイレ、床に新聞紙をひき、
そこにいるボクは、
誇らしげに床を指差していたそうです
その時は母は・・・


えっ！コレが子供のする“うんち”か！
こ、これは子供がする“うんち”やあらへん
“ウンコ”や！これは“ウンコ”や～
そう思ったそうです。


大漁旗がはためいているスケールの
えげつない量の“うんち”
いえ“ウンコ”を自慢げに見下ろしてる
バカ息子


母は、思い切りボクの頭をポカリ
「ほんまにあんたはいらん事ばっかりして」
病院の関係者に謝って
新聞紙にてんこ盛りの“うんこ”を後に病院を出ましたとさ。



どうも、下な話ですいません。
写真は、すきっ腹にビールをせずに、
お茶で我慢して食べた近所の焼き鳥屋のお刺身です。
えっ、奥に見える酒は何やって？
今日はホント飲んでませんから


えっ、芋焼酎のカテキン割りじゃないかって
お、するどいな～