米国10年国債金利再び4%

米国10年国債金利が昨日一時4%を付けた。２週間前の4%に乗せた時はNYダウは大きく下げたが、今回は250ドル安となった。米国10年国債４％に対して市場心理は過剰反応を見せなくなって来た感じだ。
ただ11月初旬のFOMCで政策金利は0.75%引き上げはほぼ確定しているから、4%台乗せは当然常態化する事もありうる。EPSが伸びない限り、NYダウの下落基調は続くだろう。予想に反して企業業績が伸びれば、当面の反発はあるだろうが、状況的には12月のFOMCでも0.5%以上の政策金利上げは行うだろうから今年いっぱいは厳しい展開が続くだろう。
中長期投資家に取っては株投信、株式、リート共に価格下落している最中だから、仕込み時である。
仕込んでまた下がれば、小口損を出しても損切してそれを原資にさらに底値を拾うべきだろう。
これは下落が続く時の最安値付近を拾うための方策である。この期間は３か月とか４か月続く時もある。
コロナショック時はガラの急速だったので、底値を拾う期間は２か月程度だった。リーマン時は回復して来るのが読めず4か月程度はこの操作をしていた。
損切りまた買いの方法は経験であって、口でうまく表現できない。