- 名前
- ゴルキチ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 60歳
- 住所
- 群馬
- 自己紹介
- カリ大 太い
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半導体
2022年10月09日 23:11
日本の半導体産業は衰退しているのか。かつて日本の半導体産業は世界シエア60%を超えていた時期もあり、無論世界一位でした。それに比べると今は金額ベースではかなりの減少である。半導体の製造に関しては、パワー半導体やCMOS辺りの製造を行っているが、ナノレベルの半導体は全く生産もしていない。かつて日本が半導体製造やプリント版製造を教えていた台湾、韓国勢が世界生産のほとんどを占めるに至っている。生徒に主役の座を奪われたわけである。ただし素材や、部材、半導体製造装置は日本が半導体産業の一角を占めている。例えば露光行程で使用するフォトレジストは日本のメーカー品がほとんどを占める。半導体製造の工程は様々あり、一般の人には全く理解出来ない装置や部材がかなり多く存在する。めっきというものが半導体製造には多く使われている。シリコンウエハーの導電化膜にはスパッタリングと言われる超薄膜が形成されている。スパッタもめっきの一種である。ただ真空に近いチャンバーの中でめっきが形成されるため、装置メーカーも限られている。スパッタも日本が得意とするところである。
又後工程で使われるパッケージ内配線(再配線層)も多くの微細めっきが使われている。
数ミクロンから数十ミクロンのパターン形成やビアやスルホールを電気めっきで埋める技術(スルフィル)も日本勢が世界シエアの70%を占める。こういう細かい技術は未だまた日本勢が強みとしている分野である。
だから日本の半導体産業が衰退していると単純に思ってはいけないのである。
かなり微細な所まで追って行かないと日本勢の強味など分からないし、真の市場シエアなど分からないわけである。専門家でも半導体全体を網羅できる者はいない。だから半導体が単に日本が衰弱して行っているとは言えないのである。
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