プレゼン後の打ち上げで、女性部下と命令ゲームを…（その12）

（その11より）箱の中から、１個のボールを取り出したジェネラルマネージャー（GM）である亮子（仮名）は、そのボールに何か書いてあるかを確認するため、急いで覗いてみた。

しかし…

そのボールには、残念ながら、何も記載されていなかった。

亮子は、少しがっかりしたのと同時に…

“当たり”を引いた誰かに、妙な命令されたら困るなとの思いが、よぎっていた…

…そのまま“当たり”と書かれたボールが出ないまま、何回か順番が周り、僕が、ボールを引く順番がやってきた。

今回が、３回目であった。

この時僕は、内心で

“そろそろ…”

と、淡い期待を寄せていた。

そして、僕が箱からボールを取り出し、そのボールをゆっくりと覗き込んでみた…

すると、そこには…

”当たり”

と、マジックで書かれた文字があるのを見つけることができたのであった…

僕は、そのボールを皆の前に高々と差し出し、

「お約束通り…僕が、初めに“当たり”を引いたよ」

と、叫ぶように言った。

僕は、皆を見回しながら

「さ～てぇ…どうしようかな？」

と、悩むような仕草をしたのであった…（その13へ続く）