プレゼン後の打ち上げで、女性部下と命令ゲームを…（その11）

（その10より）命令される人を指名する者をどの様に決めるのかを問われた僕は、セクレタリーの文香（仮名）に、隣の部屋に用意した箱を持ってこさせた。

文香から箱を受け取った僕は

「実は、僕の家でこのようなことをするかと思い…あらかじめ作っておいた…」

と、箱の中身の説明をし始めた。

箱の中には、十数個のボールが入っており、その中に、1個だけ

“当たりくじ”

と書かれたボールを入れておいた。

そのボールを引き当てた者が、命令される人を指名できる。

しかし、皆、箱の中のボールの中身について、不審そうな顔をするので…

僕は箱を開け、そのボールを皆に見せた。

十数個のボールの中に、1個だけ“当たり”と書かれたボールがあるだけであった。

これで、皆信用をしたため、僕は再びボールすべてを箱にしまうと…

「それでは…早速始めようか？」

と言いながら、まずは、ジェネラルマネージャー（GM）の亮子（仮名）に箱を差し出した。

亮子は、箱に1箇所丸く開いた穴に手をつっこみ、1個目のボールを取ろうとした。

何度か、指で摩りながら、“当たり”ボールを探しているようであったが…

漸く箱から出した手の指先には、1個のボールが確りと掴まれていたのであった…（その12へ続く）