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官能小説作品 :「初めての失恋」

2010年10月29日 22:38

こんな話は如何? 

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  ●岡崎さん…。実は私、失恋しちゃって

  「ミユキちゃん、どうしたの?目が真っ赤だよ?」

  21歳の夏。

  私、金本ミユキは初めての失恋をした。

  高校時代から付き合っていた彼が、好きな女性ができたと
  別れを切り出してきたのだ。

  泣いても泣いても、もう戻らない日々。

  私は、カラ元気と腫れぼったい目を携えて、職場へと出勤していた。

  小さな町工場の事務室で働く私は、勤務時間のほとんどを、先輩と後輩、それから現場主任と過ごす。

  腫れた目を気にした主任の岡崎敏広は私の顔を心配そうに覗き込んだ。

  7つも年上のクセに、無邪気で子どもっぽい一面を持つ彼は、いつも私の良き相談相手、良きお兄さんだった。

  「岡崎さん…。実は私、失恋しちゃって。」
  「じゃあ今日はみんなでパァーッといこうよ。」

  私が返事するのも聞かないで、事務室のみんなを誘うと、
  仕事帰りに飲みに行くことになった。

  ●ハンドルを握る彼の手を意識してしまった

  いざ飲みに来たはいいけれど、岡崎さんは全く飲めないし、結局、食べてばかりだった。

  でも、それでも悲しさや寂しさが薄らいで、
  ここ数日のよどんだ気分が嘘のように楽になっていた。

  帰り道岡崎さんに送ってもらいながら、ふと彼の細長い、繊細な指先を眺める。

  ハンドルを握る彼の手を意識してしまった。

  彼といると、楽しくて、あたたかくて…。
  この手で触れられたら、心地良いだろうな。

  艶かしい動きで、私の肌を這うのを想像してしまい、思わず顔を赤らめた。確認しなくても、潤んでいるのを感じる。

  お酒を少しのんだせい?

  いつもなら感じなかった感情に胸がドキドキし、視線はいつの間にか指から細身なのに頼もしそうな胸元、形の良い口元とへ這うように眺めていた。

  そして、茶色の瞳と視線が絡み合った。

  「少し話さない?」

  私がうなずくと、人も車もまばらな場所へ車を停め、再び視線を絡めあった。

  目で犯されているような、恥ずかしい気分だった。
  彼の瞳が見つめる場所が熱くなり、彼を求める。

  触れられたい。

  身体中が火照り始め、疼いている。
  頭の中ではすでに、触られている妄想がちらつき始める。

  ●誰かに見られちゃうかもね…

  「失恋した女の子にこんなことするとずるいって分かってるんだけど…。」

  その時、彼が唇を重ねた。
  最初はフワリと、花にとまる蝶のようにそっと、次第に長く、ねっとりと。

  すでに音まで出しながら、キスを繰り返していた。

  「柔らかいね。ずっとこうしたかった…」

  キスの合間にそういうと、服の上から、
  あの指が、手が、私の体を撫でていく。

  「んっ、あぁん…」

  思わず声が漏れると、彼がにっこり笑い、私に確認をとるようにつげた。

  「ちゃんと触ってもいい?初めてあった時から、
  ミユキちゃんに触れたくてたまらなかった」


  頷くと同時に、彼の指先が私のお腹の辺りからすっと滑り込み、
  下着の上からふっくらとした胸を繊細にさわり始めた。

  まだ、じかにも触られていないのに、胸の先端からは電気が走る。

  「ぁあんっ、……んっ」

  繊細だった動きが、少し力強くなり、下着をずらすと、胸に顔をうずめ、敏感な場所に吸い付いてくる。

  「ふぁっ、あぁっ」

  頭の中は真っ白で、身体中の力が抜けていく。
  シートにぐったりともたれながら、されるがままになっていると、ふと窓が視界に入り思わず慌ててしまった。

  「誰かに見られちゃうかもね…。」

  耳元で吐息混じりに囁かれる。

  ●ほしくてたまらなかったのだ

  恥ずかしさが興奮の材料になっていることに気付くと、
  なおさら身体中が敏感になっていく。

  スカートから指を忍ばせ、触れるか触れないかの微妙なタッチで
  内ももを撫で上げると、私の一番大切な部分に下着の上からそっと触れた。

  下着の上からも明らかに濡れているのがわかる。

  そっと下着を取り去ると、大切な花びらを愛しく眺め、
  羞恥と疼きで耐えられないのを見計らって彼自身の温もりをあてがった。

  いつの間にか現れていた彼の分身は、熱く、力強くそそりたっている。
  軽く擦られるだけで、私の花びらは砕け散りそうなほどの刺激だった。

  ほしくてたまらなかったのだ。

  「おねがいっ!!いっ、いれてっ…」

  ほとんど触れられてもいないのに、すんなり彼を受け入れてしまうと、その刺激だけでイってしまいそうだった。

  「はぅっ…ぁああっ…とっても…素敵…」
  「ミユキちゃんこそ、いやらしくて最高にキレイだよ。」

  ゆっくり、時には速く、力強く、腰をスライドさせながら、耳元でささやいてくれた。

  「んっ!んぁあっ…いっ、いっちゃうぅっ!」

  彼の言葉で一気にのぼりつめ、体をガクガクと震わせると、その刺激で、彼も甘いうめきと共に熱を爆発させた。

  彼の温もりを全身で感じられる幸せ。

 腫れぼったい目から、今度は幸せな涙が頬をつたっていた。

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  今回は如何でしたか

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