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官能小説作品 :「F-flower arrangementer」
2010年10月26日 23:55
官能小説作品 008:「F-flower arrangementer」
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こんなのは如何ですか
●俺はあるいたずらを思いついた
休日の昼下がり。俺の自宅兼事務所のチャイムが鳴った。
来たな。
ついニヤっとしてしまいそうな口元を引き締め、
ドアを開けると和服姿の律子が立っていた。
「この間はすみませんでした。」
蒼ざめた顔で入ってきた彼女は、俺に深々と頭を下げた。
俺、田島浩介。フリーのイベンターだ。彼女は華道家の矢島律子。
3年前に一緒に組んだホテルでのイベントが成功し、
その後もちょくちょく一緒にやるようになった。
付き合うというキチンとした関係になったのはつい二か月ほど前だ。
慎ましやかで、楚々とした印象の彼女は裸になると意外と胸も腰も
豊かで、しなやかな身体をしていた。
顔と同様肌も白く、乳首なんか処女のように桜色をしている。
俺に身を任せている間も激しく乱れることもなく、恥じらうばかりだ。
明るいところで抱かれることも、大きく脚を広げる体位も、
彼女からはまだ許されていない。
日本美人と呼ぶにふさわしい、この大人しやかな恋人に俺は首ったけだ。
さて先週末、俺たちは都内のホテルでまたイベントをやったんだけど、
そこでちょっとしたミスが生じた。
天候不順のため花の準備が十分ではなかったのだ。
彼女の懸命のフォローでイベントはようやく形をなし、
何も知らない来客たちは満足して帰っていったが、
納得がいかず悔しい思いをしていた彼女は、それを知らない。
俺の顔に泥を塗ったと信じ込んでいる彼女は、その後電話で別れようと
言ってきたが、それを聞いた俺はあるいたずらを思いついた。
とりあえず詫びに来い、と日時だけ指定して電話を切った。
それが今日だった。
●こんなの、いけないわ…いやよ…
「何てお詫びをしたらいいか分からないわ。」
「俺が責任を取る。気にするな。」
「それはいけないわ。そんなこと、させられない。」
必死で首を振る律子がけなげだった。
「気にするな。俺が何もできないとでも思ってるのか?」
「まさか…でも、私の気が済まないわ…」
「じゃあ、俺の頼みを聞いてくれ。」
「私にできることなら。」
「本当かい?」
「ええ、何でもする。どうしたらいいの?教えて。」
「俺に抱かれてくれ。」
彼女の白い首筋が朱に染まった。
「何でも聞くって、言ったよね」
目を伏せて小さく頷いた律子を、ベッドルームへ誘った。
ブラインドを閉めた部屋は、あらかじめ薄明るく調光してある。
唇をふさぎながら、有無を言わさず和服の裾を割って、
下着だけを脱がせた。ベッドに横たわり、長いキスのあと唇を離した
彼女の目は熱く潤んでいた。
もう大丈夫だろう。いよいよお楽しみにかかるぞ。
彼女の耳元で、そっと囁く。
「このまま俺の顔をまたいで。」
「えっ?」
驚いてかぶりを振った彼女に、有無を言わせぬ口調で
「何でも聞く約束だろ?さ、早く…」
「そんな…無理です…」
身体の関係があるとはいえ、彼女はほとんど初心だった。
付き合った男はいたらしいがお人形さんみたいにただ抱かれていただけで、
俺を知るまで「イク」という経験もなかった。
もちろんこれまでに秘所を男の目にさらすこともなかったのだろう。
真っ赤になった彼女を抱き起こし、膝立ちになった足をそっと開かせる。
「いや…恥ずかしい…」
「言うこと聞かないと、どうなるかな…」
「せめて、電気を消して…」
「だめ、それは許さない。」
素早く和服の裾をからげる。無防備な律子の両足の間に仰向けに
身体を潜り込ませると、目の前には律子の花がすぐそばにあった。
「こんなの、いけないわ…いやよ…」
顔を覆ってしまった律子の身体は、羞恥に震えていた。
薄く、柔らかそうなヘアの向こうに、彼女の花が透けて見える。
●ひときわ高い声とともに律子の身体がのけぞった
「恥ずかしがらないで。綺麗だよ…」
和服をつけたままの律子のそこは、彼女の帯締めの色と同じ薄桃色だった。
ヘアをそっとかきわけて、指で開く。悲鳴を上げて逃げようとする腰を
片手でしっかりと抱く。
赤いつぼみのような花芯にそっと息を吹きかけると、
律子の身体がぴくんと反応した。
「こんなの、はじめて?」
「決まってるじゃない…お願い、もう許して…」
「まだまだ、これからもっと可愛がってあげるからね。腰を落として…」
そろそろと脚を開かせる。鼻先に触れた柔らかなヘア。
女体の香りにクラクラしながら、俺は律子の花に唇を寄せた。
「あっ…あああ…!」
崩れそうな腰を支え、今度は舌を繰り出して花びらを舐め上げる。
律子の感度のよい身体がぴくんと反応し、舌の動きにつられて腰が動く。
我慢しきれずに俺も裸になる。帯を解き、着物を脱ぎ捨てた彼女と肌身を
合わせると、また別の欲求が頭をもたげた。
嫌がる彼女をもう一度俺の顔にまたがらせる。
「勘弁してください…」
「まだまだだよ…」
今度は彼女の花びらを、舌でひらひらともてあそぶ。
届くか届かないかの距離で、うんと焦らす。
「いやあああ…」
羞恥に目をとじたままの律子の乳房が、身をよじるたびに揺れ動く。
すんなりくびれた腰が、舌の愛撫につれていやらしげに震えた。
「いい眺めだ…」
「ひどい人…」
「約束は約束だ。」
そうつぶやいて花びらの奥のつぼみを探りあて、それを舌でなぶると、
弾かれたように彼女が身をよじった。
「そろそろ、俺も限界だ。」
息を弾ませた律子のそこへ熱く膨らんだおのれをあてがい、
一気に彼女の腰を突き上げる。
「ああああっ…!」
律子を乗せたまま腰を回すようにゆっくり動かした。
律子の内部が俺を締め付ける。彼女の意思とは別に俺をしっかりと
くわえこみ、ちぎれそうだ。
やがて緩慢な動きに我慢しきれなくなった律子が身をよじると、俺は待ってましたとばかりに腰を煽動させた。
激しく、リズミカルな動きに合わせて律子が声を上げる。
いつもの、押し殺したような秘めやかな喘ぎ。
柔らかく揺れる乳房の向こうに、快感に震える律子の白い顔が見える。
ほつれた髪にふちどられたそれは、とても美しかった。
「あっ、あっ、いや、いやあ…っ」
「おおおっ、そこ、すげえ、いいよ、律子、好きだ…」
「ああああああんっ!」
今までにない、ひときわ高い声とともに律子の身体がのけぞった。
彼女が果てると共に、俺の先端からも熱いものがほとばしった。ぐったりとした彼女を抱き、俺は満足だった。
「こんな恥ずかしいこと、初めて。」
「また、やろうな。」
「駄目…いけない人」
「違うよ、イベントだ。こないだのは失敗のうちに入らないさ。
お客さんは満足して帰って行ったし、俺の顔も立った。心配するな。」
「知らなかった…」
「大丈夫だよ。次また頑張ろうな、律子。」
「ひどい、黙っているなんて。」
「そうでもしないと、律子のあそこは拝めなかった。おいしかったよ。」
「やめて…恥ずかしいわ。」
「今度は俺のも、口でして欲しい。駄目かい?」
「…いいわ。でも、明かりはもっと暗くして。約束はもう終わりよ。」
「ちぇっ、分かったよ…」
陽はまだまだ高く、知りはじめたばかりお互いの身体をむさぼる恋人たちの周りを、時間はゆっくりと過ぎていった。
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いつもより色っぽいかも。
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