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読み切り官能劇場
2010年10月08日 00:39
新しい特集をしますので読んで感想を下さいませ。
女性のための女性(作者)による官能小説マガジン
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■読みきり官能劇場:年下の彼
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●年下の彼
(あらっ、こんな所にレストランがあったんだわ。)
洒落た小さなレストラン。手書きの文字のメニュー看板。
会社の昼休み。少しはなれた場所まで歩いた久美は、
路地を入ったところに、一件の小さなレストランを見つけた。
「いらっしゃいませっ」きびきびと働いていたのが、
大学生バイトの、長身の若い男性。
元気で明るくて、水をテーブルに置いてくれた腕が、
筋肉質で男っぽく、ドキッとした。
久美の一目惚れだった。
その日以来、久美は、昼休みにこのレストランに通い、
彼の働く姿を眺めているのが、楽しみになった。
仕事をしていると、いろんな悩みがつきない。
だけど、若い年下の彼が生き生きと働く姿や、
彼の笑顔を見ているだけで、元気がでてくるような気がするのだ。
そんなある日、久美は、初めてリップグロスをつけて、
そのレストランに入った。
キスを誘うと評判の、つやめくグロス。
いつも通りのランチを食べ、いつもの通り、
13時50分にレジに立つ。
「いつも、ありがとうございます。会社お近くなんですか?」
その日、久美に聞いた彼は、
「僕、日曜日はこの店のバイト休みなんです。
次の日曜日、よかったら、逢って下さい。」
と告げたのだ…。
●これほどの快楽を与えられるとは
女性の唇を魅力的に見せて、
キスを誘うと言う評判のグロス。
そのグロスをたっぷりとつけて、
久美は3回目のデートに行った。
唇がつやつやと濡れたように光って、
しかもいい香りがする。
(今日こそは亮にキスをして欲しい!!)
純情な亮は、まだ久美の肩を抱いたことすらなかったのだ。
公園を散歩しながら、久美はドキドキしっぱなしだった。
ベンチに並んで座る。
それまで熱心に自分がやっている
バスケの話をしていた亮が、急に押し黙った。
「久美さんを見てると、キスしたくてたまらなくなる、
どうしてだろう…。」
そして、久美を引き寄せて、キス。
「ああっ…」
ちょっと抵抗した久美も、
たちまち年下の亮の熱意にひき込まれた。
亮の唇が重なるとすぐに、久美の唇をあけて
舌が入ってきたのだ。
初めてのキスで、ディープキス…。
背中に手をまわされてのキスに、
久美はぞわぞわ感じてしまった。
ベンチから立ちあがってキス。
花壇まで歩いてキス。
公園を出たところでキス…。
「僕のアパートに来て。」
亮に誘われ彼の部屋に行くと、
すぐにシングルベッドに押し倒されキスされた。
彼が所属するアメフトチームの写真が飾られた、
男性っぽい部屋。
シングルベッドに倒れ込んだ亮は、
「久美さんの唇って、いい匂いがして、おいしい。
何度でもキスしたくなる。」と言う。
キスをしながら、久美の服を脱がせた。
「ごめん、はずし方、わからない…。」
もたもたしていた彼が恥ずかしそうに囁くので、
久美は自分でブラジャーを取り、ガードルを外した。
意外に大きい、Dカップの乳房。豊かに張ったヒップ。
裸で抱きあうと、たちまち亮は興奮した。
「ああ、なんて柔らかいんだ…女神のようにきれいだ。」
と亮は震える声で言ったが、
彼のスポーツで鍛えた引き締まった筋肉質の体こそ、
彫刻モデルになれそうなほど美しい…。
キスをしながら、互いの背を撫で、
ヒップに手を這わせ、下半身をこすりあわせる。
亮が、「久美さんの、見たい…僕、
女性初めてなんです…お願いします。」
強い腕力で、恥ずかしがる久美の下肢を開いた。
(ああっ…恥ずかしいけれど、しかたないわ。)
久美は顔を横に向けて目を閉じる。
亮は、吐息が花弁にかかるくらい顔を近々と寄せて、
覗き込んだ。
久美の熟れた紫の花は、甘い香りを放ちつやつやとぬめり、
中のサーモンピンクの粘膜から、透明な液をしたたらせている。
目に焼きつけ、高ぶった亮は、
「もう、ダメだっ。」
と叫ぶと、久美の体にのしかかった。
すぐに下半身を合わせて、腰をぐいぐい押しつける。
信じられないくらい硬度のある亮の男性が、
久美の谷間の中心部を貫いたー。
深く押し込んだ亮は、スポーツで鍛えた筋肉を使い、
若さのパワーで強い突き込みを続ける。
その連続した動きの激しいことと言ったら!!
「ああーん、すごい…強い! …あああっ、
すご過ぎるっ…いいっ…あああっ。」
久美はベッドで女体をバウンドして跳ねた。
どんなに暴れても、合わさった性器は
深くつながって、はなれない。
「花びらがしびれる…いくうううっ」
痙攣してバウンドする女体を抑えつけて、
なおも亮は律動を続ける。
その若くたくましさに、久美は我を忘れた。
おびただしく流れる蜜。
記憶が飛ぶほどの、快楽。
初めてだという亮に、これほどの快楽を与えられるとは、
意外だったのだが、久美は何度もエクスタシーに叫んでいたのだ。
白い樹液のしぶきを、体内に受けて、
「亮、好きよっ。」
「僕だって…ううっ。」
二人はしっかりと抱きあって、うめき声をあげていた。
●女として自信がついてくる
「ちょっと困ったことが、起こったんですけど…
相談にのってくれますか?」
今年入ったばかりの溝川ユミが、
心配そうな顔でデスクにやってきた。
「いいわよ、どうしたの?」
この頃の久美は、後輩の悩み相談にも、
余裕をもって聞いてあげることができる。
久美の仕事は、時には夜遅くまで及ぶことがあったが、
頑張りがきくようになった。
バイトに学生生活に充実する亮と付き合うようになって、
彼から活力をもらっているような気がする。
セックスも、久美がリップグロスをつけていると、
すぐにキスを求めてきて、行為に突入。
ニ回三回があたりまえで、ニ回目も三回目も、
パワーと動きが最初と同じくらいのテンションで持続するのだ。
(女として自信がついてくると、仕事にも頑張れるんだわ。)
バイト先の亮の微笑みに、久美も笑顔を返した。
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いかがでしたでしょうか。
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