- 名前
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- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】46-3、運命は自分で書き込む!
2011年11月27日 02:36
「人質を無事に解放したくば、おとなしく殺られろじゃあ」
脅すチャウシェシュク。
「……と言いたいところじゃが、皇帝の意向もあるから死なすわけにもいかんじゃあ!カーマイン」
やはり、チャウシェシュクは、いや、ネオバビロニアはアレについて知りたいようだ。
「とにかく、ちょどしでろじゃあ!」
方言訛りでチャウシェシュクは言った。
だが、おとなしくしてるわけに行かないのが屋上の給水タンク反対側の戦場だった。
「いつまでも、やられてるかぁ」
「私達は胸が欲しい」
「乳房を取り戻したい」
「だから、負けない!」
「どりゃああ!」
まるで正義の味方的な意気込みで、今田達五人は小春の攻撃を耐えきる。
「イエス!ボインファイブ!!!!!」
なんか五人の中に切実そうなひとがいそうだ。
「合体必殺技!超巨大ボインロケットミサイル」
ばしゅ!
ちゅどどど~ん
ものすごい爆風が屋上を乱した。
「のわっ」
チャウシェシュクの集中が乱れ、テレキネシスを解除してしまう。
有希のからだは空中から落ち……。
がけっぷちな、クリフハンガー状態になる。
「有希さんっ!」
千歳はサラに救出を求める。
サラは猫妖精の姿で転がっていた。
「無念サラ…」
「ぶっ飛ばすぞ~!」
「違う……違うんじゃあ~」
茜はチャウシェシュクに対して報復に夢中だ。
「……これまでか」
有希の自らを支える力が限界だ。
屋上から落ちたら、ひとたまりもないだろう。
「わたくしが……助けないと」
這って進む千歳。だが、這っているんじゃ、間に合わない。こうなったら!
千歳は何も考えずに立ち上がり、歩き、走り、有希の手を掴み、一気に引き揚げた。
「……こういうのってスローモーションで見えるというが、嘘だな」
有希はそういう感想を洩らした。
立てない千歳が立ち、歩けない千歳が歩いた。その事実に驚いたのは千歳本人ではなく、サラの方だった。
「願いが……叶った!」
続く!
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