- 名前
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- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】43-5、大量発生策
2011年11月14日 03:13
パトラッシュが嗅いだ、「闘いの匂い」。それは近くがネガイナーによる日常の乱れが起きている事を察していた。
商店街にチャウシェシュク、サダム、鎧が散開し、手当たり次第にいろんなものをネガイナー化していく。
もはや「何ネガイナー」と特定して書くのでは間に合わない。
「くっ!こんなにたくさんの気配!ネロ。あなたは安全なところに!」
麻衣子は真剣な眼差しになる。
「お姉さんは」
「闘う。日常や平和が乱されたら、受験もそれどころでなくなるから」
駆け出す麻衣子。
「あはっ。先輩偶然ですっ」
公園で麻衣子は茜達三人に出くわした。
「状況はどうなってるの?」
「商店街のあちこちに敵が発生して、把握もままならないよっ」
「せっかくですから、ここで一気に変身すべきですわ」
「ぴよぴよ」
反対する理由がない。
「うぃうぃっしゅ、リインカーネーション!!!!」
「輝く4つの願い星!まじかるスターライト!!!!」
魔法少女になった4人も散開する。
ネガイナー。願いのチカラを悪に作用させた生体兵器。にわか的な大量発生時には自ずと一体当たりのスペックは小さい事となる。
魔法騎士のパンチキック、剣のひと振り程度で倒されるレベル。4人ともなんとか無双な気分になった。
いや、再生怪獣軍団との闘いな気分かもしれない。
しかし、いくら倒しても切りがない。
スターリンは「とにかく敵を疲弊させる」という策を取ったらしい。
疲れたところで幹部を充てて叩くつもりた!
「はぅ。切りがないよ~」
「ならばそろそろ終わりにしてやる」
どがががっ。
小春にバルカン砲撃。サダム将軍だ。
「オッサン!」
「いつぞやの仇の件は謝る。誤解していた。…だがこれはネオバビロニアとワッフルの戦争だ…。元来はころしあいで文句は言えない。行くぞっ!」
ずだだだっ
「今日こそ因縁に決着を着けるのじゃあ!」
「のぞむところだ!ですわ」
千歳と対峙するチャウシェシュク。テレキネシスで路上のゴミを操り、千歳に投げつける。
風魔法でやり過ごす千歳だが、いつまでもこの防御はもたない。
「あ、あなたは松並先生の……鎧」
「お嬢は元気か」
がしゃんがしゃん。と足音を立てる名も無き鎧。
「普通ですっ」
茜は先手必勝とばかりに鎧に近付いて斬りかかる。
「カーマイン。疲れてないようだな」
「意図してはなかったですが、今のわたしには琴さんのチカラが少しだけあるみたいなんですっ。エクレア・ボムっ」
琴の技だが、同じ火属性なので茜にも使えるらしい。
茜は爆弾を鎧の隙間に入れた。
「バーニングスラッシュ!」
ざしゅう~
ばごーん!
引火して破裂ダメージを与える爆弾。
「ぐうう!やるな、カーマイン。今度はこっちの番だ」
鎧は自らのからだを組み替えて、二門の大砲となる。
「滅殺爆怨波!!」
松並先生の技は漢字でこう書くらしい。
とにかく強力なビーム攻撃が放たれる。
「当たらなければ……きゃああ~」
見事に命中した。
「お嬢のと違って威力弱いぶん、命中率が高いのだ」
「サンセットクラッシュ!」
どごおおん。
巨大な火の玉をぶつけられる鎧。
「面白い!どんどん強くなってるな魔法騎士っ」
組み替えて亀のような飛行円盤になってちょこまかて舞う鎧。
「もう少し疲弊させてくれる」
再び大量発生ネガイナーをけしかける鎧。
まるで路上は満員電車状態に。
麻衣子は
普通に人海戦術に苦戦していた。魔法騎士に慣れていない故になのかもしれない。
時間に続く!
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